Macの標準機能が好きでカスタマイズは極力やらないポリシーだけど、それでも入れちゃうツール8つ

パソコンや携帯電話など、昔はたくさんカスタマイズして使っていたけど、最近はほとんどやらなくなった。

買い換えるたびに面倒なのと、複数のマシンを同時に使っていて設定などを同期させる手間も結構ある。

あと、やればやるほど不安定になっていく気がする。ツールを入れればそれだけ負荷もかかるし、バグも入る。さらに、マシンやOSや各種ソフトウェアが、それらの開発者の想定してない環境で動くことにもなっていく。シンプルさや統一感が無くなってダサくもなる。

そんなわけで最近は、OSに標準で用意されていれば、できるだけその機能を使うようになった。特に常駐系のツールや、OS自体に組み込むツールはなるべく避けるようになった。

しかし、そうは言っても、いくらなんでも完全に標準のままで使えるほどでもないので、いくつか入れてるツールがある。これほどまでにカスタマイズを避けてるのにそれでも入れてるツールは、きっと自分にとって、標準では実現できない重要な機能だったり、ケタ違いに便利だったりする。今後の自分の環境構築のためにも、一旦ここでメモしておく。

BetterTouchTool

今までも何度か書いたけど。通称BTTトラックパッドの詳細なカスタマイズと、Window Snapping機能(WindowsのAeroスナップのパクリ機能)のために使っている。

OS標準のトラックパッドのジェスチャ設定を普通に使いながら、それとぶつからないような新規ジェスチャをこっちで定義している感じ。Mountain Lionに変えてから設定やり直したら、上記スクリーンショットの通り、3本指ジェスチャの定義だけでよくなった(それ以外はOS標準の設定でやってる)

commandキー押しながらのジェスチャなどの設定もやっている。command+3本指左右スワイプでタブ切り替え、command+3本指上下スワイプでウィンドウ切り替え、とかね。

Dropbox

定番すぎて説明不要だと思う。

自分の場合は、「大きなファイルはGoogle Drive、小さなファイルはDropbox」という感じで使い分けている。そして家や会社のMacBook ProではGoogle DriveDropboxもツールを入れているけど、持ち歩いているMacBook AirDropboxだけを入れている。

MacBook Airはドライブの容量が少ないし、テザリングで使うことも多いので、大きなファイルは同期させない方がいい。用事があってアクセスしたいときはブラウザからGoogle Driveのサイト開けば普通に使える。

ATOK Passport

さすがに標準機能のことえりじゃ厳しいので、ATOK

月額300円で複数のMacWindowsで利用できる。まあ月額じゃないATOKも複数台インストールできるライセンスだけど、異なるOSまでOKだったかどうかは知らない。

ATOK SyncとかATOKダイレクトとかは使ってない。ごく普通の漢字変換の機能だけを利用。

ClipMenu

これがないと仕事にならないというレベル。クリップボード履歴と、よく使うテキストのスニペット

クリップボード履歴はもう使いまくり。忘れたけど偶然コピペしていたから履歴に残っていた、なんてこともよくあるし、どこかに保存するほどでもないけど後で使いそうな文字列をあえて履歴に残すためにコピーしたりとか、IDとパスワードとかみたいな感じで複数の文字列をセットでコピーするときなどにも使う。SQLやコマンドなどを実行する前にとりあえずコピーしておいたりとかも。

スニペットの方は、メールの定型文とか、よく使うコマンドとか、そういうのを入れてる。漢字変換の辞書でやるテクニックもあると思うけど、自分はそれはやってなくて、こっちでやってる。

複数のMac間でスニペットを同期させたい場合は、Dropboxシンボリックリンクを使ってやればいいらしいけど、まだやってない。

CloudClip

複数のMaciOSバイスに入れて、クリップボードの同期をするツール。

クリップボードにはパスワードなどの秘密情報を入れることもあるので、この手の同期ツールはそれなりに神経を使う感じだと思う。このCloudClipは、iCloudを使って同期させるので、どっかの怪しいサーバーを使うよりは多少はいい。

Appleも信用できないためにiCloudですらイヤで、外部サーバーは一切使いたくないというなら、サーバーを使わずにLAN内の通信だけで同期させるPastebotというのもある。

MenuMeters

メニューバーにマシンの負荷状態を表示するツール。

この手のやつは、ついつい色々表示させてコックピット感みたいなのを出したくなりがちだけど、自分はそういうのはもう卒業したので、CPU負荷ひとつ(「マルチプロセッサの場合は平均値を表示」の設定)と、メモリ使用量の円グラフだけを出してる。円グラフは色をグレー系に変えてる。

なんか動作が重いなと思ったときにチラっと見て、原因を軽く判断する感じ。

The Unarchiver

解凍ツール。いろんな形式に対応しているのと、非常にシンプルな使い勝手で気に入ってる。ファイル名の文字化け対策もあって、自分で文字コードを選んで解凍したりできる。

圧縮機能は無いので、圧縮したいときは標準機能を使う。

BetterZip

QuickLookで圧縮ファイル内のファイル一覧が見れるようになる。ファイルの中身まで見る機能は無いし、選択したファイルだけを解凍したりする機能も無いけど、これは毎日使うようなものでもないので、これくらいで十分だったりする。これ以上を望むときはもう普通に解凍しちゃう感じ。

The Unarchiverと同じところが作ってるThe Archive Browserも良さそうなんだけど、こちらはまだ使ってない。いずれ乗り換えるかも。

終わり

「OSの使い勝手をカスタマイズ」っていうほどじゃないツールなどはたくさん使ってる。テキストエディタSublime Text 2だし、画像編集はPixcelmatorFTP/SCPはTransmit、チャットはSkype

逆に、Safari、メール、電卓、メモ、カレンダー、リマインダー、画面共有なんかは、独自のツールをインストールして使う人も多いと思うけど、自分は標準のものを使ってる。

今悩んでるのはターミナル。標準のターミナルでもほぼ不満はないけど、iTerm2の方がいいかなってことで揺れてるところ。

なんかオススメあったら教えてください。