iMac(27インチ, Late 2013)を買った
ついにiMacが我が家に!!!
2009年3月に組んだ自作PCを、ビデオカードを増設したりHDDを換装したりしながらずっと使っていた奥さんだけど、結構前から電源ユニットの調子が悪かった。音がうるさかったり、急にファンが止まったり。さらに、この電源の問題と関連あるのかわからないけど、ときどき起動に失敗したり、使用中にブルースクリーンが出たりすることもあった。まあベースは4年半も前のパソコンなので、そろそろ買い替えていいだろうということで、この機会にiMacにした。
27インチiMac、Late 2013の下位モデルの方。
21インチのiMacだとメモリの増設ができなくて、購入時にBTOで純正メモリを入れないといけないんだけど、27インチiMacはあとで自分で増設(換装)できる。もともと使っていた自作PCは、32bitのWindows XPで、メモリも3GB程度で頑張っていたので、とりあえずiMacは標準搭載の8GBでしばらく使ってみて、将来それで足りなければ最大32GBまで増設できる。そういう理由で27インチにした。
用途
こんなことを普段やってるので、意外とハイスペックが必要だったりする。3Dゲームとかをやるほどでは無いけど、その1ランク下くらいは必要な感じ。
Windowsの自作PCからiMacにした理由
まず、自分がもうMac歴が長くなっちゃったからか、自作PCとか興味無くなってきている。安定性とかに責任を負うのが面倒で。
なので、品質やサポート体制が安心なメーカー製のパソコンで、これだけのスペックってなると、iMacになっちゃった。ていうか素のWindowsが動かせる大手メーカーのPCってMacくらいしか無いと思う。特に、将来Windowsのアップグレードをするときに、普通のメーカー製のPCはイヤなんだよね、独自に配布される変なやつを入れないといけないのが。
でももちろんWindowsからMacへ簡単に移行できるものではない。ソフトもMac版に移行しなきゃいけないし、Mac版が無い場合はParallelsでWindowsも使う覚悟が必要。
しかし、予算の心配はいらなかった。パソコンは定期的に買い替えることがわかりきってるので、毎月5,000円ずつ、専用に貯金していた。前のPCを4年半も使っていたので、25万円くらい貯まっていた。これだけあれば余裕でしょ多分。
買った物
まず、iMac本体にDVDドライブはないので、純正の外付けのドライブが必要。さらに上の写真にあるようにWACOMのCintiq 13HDを使ってるので、Mini DisplayPort-HDMIの変換ケーブルが必要(純正品は無いのでサードパーティで)。Windowsを動かすために、ParallelsとWindows 8も必要。
あとPhotoshopはCS4のWindows版だったので、新しくMac版が欲しいところ。CS3以降を持ってる人はPhotoshop CCが月額1,000円で使えるらしいので、これにする。さらにDAWはSONAR Home Studio 7XLを使っていたんだけど、SONARにMac版は無いので、Windows 8に対応したX2にアップグレードしてParallelsで使う。それからSAIを使っていたんだけどMac版は無いので、CLIP STUDIO PAINT PROに乗り換える。
- iMac本体 : Amazonで176,282円
- Apple USB SuperDrive : ヨドバシ.comで8,400円
- SANWA SUPPLY Mini DisplayPort-HDMI変換アダプタ : ヨドバシ.comで2,200円
- Parallels Desktop 9 for Mac 初回限定版 : ヨドバシ.comで4,880円
- Windows 8 64bit DSP版 : ヨドバシ.comで10,700円
- Photoshop CC : 月額1,000円(とりあえず2年とすると24,000円)
- SONAR X2 ESSENTIAL アップグレード版 : Rolandのサイトで12,600円
- CLIP STUDIO PAINT PRO ダウンロード版 : 公式サイトで5,000円
合計244,062円。予算余裕だと思ったけど、終わってみたら超ギリギリだった。劇的ビフォーアフターみたい。
Parallelsが、ヨドバシ.comで約半額の初回限定版の在庫があったのはラッキーだった。Windows本体は、結構高いと思ってたけど、8からはDSP版を単体で買うという仕組みになっていたので、結構安く済んだ。Photoshop CCが月額1,000円だったのも含め、そうしたラッキーが無ければ予算超えてたね。危ない危ない。
一通り試してみた
なんといっても気になるのはParallelsベースのWindows 8。これがパフォーマンス的に不満なら、BootCampでWindows 8を入れて、OS XやMac版のソフトは使わず、すべてのソフトをWindows版で揃える覚悟もしていた。
しかし、これが想像以上に良かった。心配だったMMDだけど、CPUもメモリもグラフィックメモリも、搭載量の半分(CPU2コア、メモリ4GB、グラフィック512MB)で構築したWindows 8上で、「サンプル (きしめんAllStar)」が129fpsで動く。十分でしょ。
Windows エクスペリエンス インデックスを出してみた。
- プロセッサ : 7.2
- メモリ (RAM) : 7.7
- グラフィックス : 7.1
- ゲーム用グラフィックス : 7.1
- プライマリ ハード ディスク : 7.9
結構いいんじゃないのこれ。ちょっとググった感じでは、BootCamp環境でも7.5くらいなので、ほとんどオーバーヘッドは無いように見える。実際3D含めてサクサクだし。
一方で、心配なのはSONAR。オーディオデバイスがMMEドライバじゃないと動かない。。。USBオーディオデバイスを外付けしてみたら普通に他のドライバでも動いたので、Parallels経由のオーディオデバイスの制限としてMMEだけしか対応してないんだと思う。とりあえず音は鳴ってるけど、負荷が高くなったときにどうなるかは未知数。そのときは外付けするしかないかもね。せっかくシンプルなiMacなのであんまり外付けしたくないんだけど。
ってことで、ParallelsでWDMとかASIOを使う方法がもしあったら教えてください。
ちなみに、MMDはエフェクトなどもフルで使おうとすると、64bit版ではダメだった。32bit版をWOW64上で動かすといける。SONAR X2も同様で、ソフトシンセなどを使おうとすると32bit版にするしかなかった。
「64bit対応」「Windows 8対応」「Parallelsの仮想環境でも大丈夫」ってなると、Windows用のソフトってなかなかハードル高いのかも知れない。まあ動いてるからいいけど。
大変そう
4年半ぶりの新しいパソコンだし、そもそも4年半前のときもスペックを向上させただけで、OSやソフト類はそのさらに前から使っていたWindows XPなどを流用していたので、今回はかなり久しぶりに環境が変わったことになる。
OSがWindows XPからOS X + 仮想のWindows 8に変わり、PhotoshopはCS4からCCに変わり、SONARは7からX2に変わり、SAIはCLIP STUDIO PAINT PROに変わる。ここまで何もかも変わると、正直ちょっと奥さんが気の毒だ。慣れるまでは大変。まあしょうがないんだけど。