ジャンク的レンズを試す
先日、マウントアダプターでEF50mm F1.8 IIをNEX-5Rで使う話を書いた続き。さらに別なレンズも試してみた。
父親が持ってたレンズ。結構昔に自分で買ったり、知人からもらったりしたレンズをいくつか持っていたらしく、その中からジャンクっぽいやつをもらった。
左から、
- SIGMA AF 70-300mm F4-5.6 APO MACRO (Canon用)
- SIGMA ZOOM 28-80mm F3.5-5.6 MACRO ASPHELICAL (Nikon用)
- TAMRON AF 28-200mm F3.8-5.6 LD Aspherical [IF] Model:271D (Nikon用) : メーカーサイト
いずれも、もともとスペック的には普通のレンズだと思うし、状態が悪い。何の知識もないけど、ジャンク屋で数百円くらいで売ってる感じじゃないかと思う。SIGMA 70-300mm以外はフィルターすらついてない。
まあおもちゃってことで遊んでみた。自分のNEX-5Rに装着してみる。
Nikon用マウントアダプター
自分のカメラはEマウントなので、まずはマウントアダプターが必要。Canon用のアダプターについては先日書いたけど、実はNikon用のアダプターも一緒に買っていた。
Canon用に買ったやつと同じメーカーっぽい。自分がAmazonで買ったときは2,080円だった。安物なので、もちろん絞りやオートフォーカスは使えない。すべて手動。
SIGMA 70-300mmは絞りリングがないので、開放で固定になっちゃう。SIGMA 28-80mmとTAMRON 28-200mmは絞りリングがあるのでマニュアルでやれた。
撮ってみる
いろいろ撮ったんだけど、Macに取り込んで見返してみたら失敗写真ばっかりだった。リンク先はFlickr。
マクロ撮影の比較
まず今回の3つのレンズ、どれもマクロ撮影ができるっぽい。マクロレンズは持ってなかった(だから寄りたいときはクローズアップレンズを使っていた)ので、ちょっと興味深い。
まず一番目のはSIGMA 70-300mm。最大望遠の300mmにするとマクロスイッチをオンにできて、最大撮影倍率0.5倍(1:2)まで寄れるとのこと。ってことは35mm判換算で0.75倍まで寄れるっていう計算でいいのかな。ただ、300mmにしてからのマクロ撮影なので、実際はかなり離れた場所(95cm)から撮ってる。狙うのも大変だし、手ぶれもひどいので三脚必須。セッティングにかなり時間かかる。あとこのマウントアダプターでは絞りが開放固定なので、細かい部分をクッキリさせられない。望遠でのマクロなので、被写体の遠近感がない平らな感じになった。
二番目がSIGMA 28-80mm。これは、最大望遠の80mmにするとマクロスイッチをオンにできる。最大撮影倍率はさっきと同じく0.5倍(1:2)なので、換算0.75倍まで寄れる。実際、被写体のサイズがさっきと同じくらいなのがわかる。しかしこっちは80mmからのマクロなので、結構近づいて(25cm)撮ってる。手持ちでも普通に撮れる感じ。絞りリングも使えるのでくっきり感も出せる(この写真は3段絞って撮った)。さっきのと比べると、少し遠近感が出ている。
そして三番目がTAMRON 28-200mm。このレンズは、135mmのところにしたときに最大撮影倍率0.2倍(1:4.8)まで寄れるとのこと。換算0.3倍ってことなので、前の2つに比べると寄れない。
まあマクロ撮影するならSIGMA 28-80mmかな。クローズアップレンズNo.5を50mmのレンズに付けたときよりもさらに寄れる気がするので、必要に応じて使っていけるかも。
普通に撮影してみた
今まで持ってたレンズは200mmまでだったので、SIGMA 70-300mmで、今までになかった300mm(換算450mm)を試してみた。2枚目は超解像ズームで900mm相当にしてる。かなり遠くの電柱を撮れた。やはり絞りが開放で固定されているのがつらいところ。
SIGMA 28-80mmでは手軽にマクロ撮影ができるので、マクロを試してみた。
TAMRON 28-200mmは、さっきのエネループの写真を見るとわかると思うけど、なんかレンズの保存状態が悪いせいか、色が薄くて全然いい感じにならなかったので省略。
ちなみに、先日のEF50mm F1.8 IIでも同じ桜を撮ってみた。
なんかやっぱり良いねこのレンズ。
クリーニングしたい
とりあえず、自分が持ってなかった300mmに対応できるSIGMA 70-300mmと、自分が持ってなかったマクロに対応できるSIGMA 28-80mmを、レンズクリーニングするなどのメンテナンスして使っていこうかなと思った。
まあメンテナンスの費用をかけるほどのレンズではないとも言えるんだけど、今ちょっと考えてるのは、ヨドバシのアフターサービスポイント。ヨドバシで買い物をすると、普通のゴールドポイントとは別に、1%のアフターサービスポイントというのがたまる。っていうかたまる仕組みは2012年に終了していたんだけど、ポイントの有効期限は5年間あるので、まだ使える。一度も使ったことがなくて、ある程度の金額がたまっているので、これを使ってメンテナンスできないかなーと思ってる。
まだちゃんと調べてないんだけど、アフターサービスポイントは、ヨドバシで買った物に限らず何でも、修理を頼んだときに使う事ができるらしい。せっかくのアフターサービスポイントを、何も使わずに2017年に消滅するよりはいいかなと思った。
保管方法
クリーニングするまでの間は、保管場所に気をつけたい。
カビの生えたレンズと、そうじゃない綺麗なレンズを一緒に保管しないほうがいいとかいう話がある。ただカビの元になる胞子はどこにでもあるので、一緒に保管するとかしないとかはそれほど影響ない(それよりも湿度の管理が重要)みたいだけど、まあでも念のため、同じケースに入れるのはやめておこうと思う。