「すごい箸」を買った

以前、ブログで読んで気になってる箸があった。

「すごい箸」。つるつるの物でも簡単につかめる、すごい箸とのこと。


上記の記事に貼ってあった動画がこれ。箸を売ってるところで、こういう水の中にこんにゃくがあって「普通の箸」と「すごい箸」で比較できるセットが置いてあるらしい。動画を見ても、確かにすごそう。職人芸で作られているようで、こういうのは大好きなのですごく欲しかった。

買えない

どうやったら買えるのか。

このように、ほかのブログを読んでも、「デパートにたまたま売りに来ていた」という感じらしい。

ググってみても「すごい箸」という名前で通販してる様子はない。同じような若狭塗の箸はあるんだけど、「すごい箸」とは銘打ってない。これは通販じゃ買えない、なかなかのレア物なのか。。。

と思ったら偶然、身近に「すごい箸」を買ったという人がいて、話を聞くと、やはりデパートにたまたま来ていたとのこと。仙台の三越には、1年に3回くらい来るとか。うーむ。。。

ついに買えた

それからしばらくして、また情報を教えてもらった。「2014年6月4日〜6月10日に三越に来るらしい」と。これはチャンスと思って、カレンダーに登録しておいた。それからさらにしばらくして、実際に「すごい箸」が三越にくる日になったので、さっそく行ってみると、本当に売ってた。

本当に水の中にこんにゃくが入ってるお椀があって、実際に試せるようになってる。やってみると、確かにすごい性能。「普通の箸」はすべり止めのための溝が掘ってあるタイプなどもあるけど、それでもなかなかこんにゃくは持てない。ところが「すごい箸」の方は、特殊な加工をしてるわけじゃないのに、簡単に持てる!なんだこれ、マジだ!

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ってことで買いました。種類がかなりいっぱいあったんだけど、性能はどれも同じとのこと。好きな形、好きなデザインで選んでいいらしい。なんとなく、鉛筆みたいな六角のやつにしてみた。夫婦(めおと)のセットにした(長いのと短いののセット)。さらに翌日、菜箸もいいらしいという話を聞いたので、菜箸も追加で買った。

箸は一膳あたり1,500円くらいから3,500円くらいまでいろいろあって、ときどき8,000円くらいの超高級なやつもあった。自分が買ったのはたぶん一膳2,500円くらい。デザインが同じだと、長いのも短いのも値段は一緒だった。菜箸は1種類だけで(色は選べた)1,000円だった。

箸にしては相当高いと思うけど、ここまで性能の差を実感してしまうと、買うしか無いわって感じ。

こんにゃく、うどん、イカ刺し、里芋などで威力を発揮するとのこと。

どういう原理ですごいのか

先端はこんな感じ。

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触った感じも、まあ普通に木の箸だねっていうだけで、デコボコ・ザラザラの加工がしてあるとか、なにかゴム的な素材を塗ってるとか、そんなこともない。もちろんツルツルでは無いけど、普通の箸との違いは特に感じない。売り場にいた人の説明によると、形と、角度と、若狭塗の「塗り」で実現している、とのこと。職人はすごいな。。。

通販もある?

実際、売ってるところを見てみると、もちろんすべて若狭塗の箸で、メーカーはいろいろあるっぽい。全然わかんないけど、職人さんごとに会社になってて、この売り場にはいろんな職人さんの若狭塗の箸がまとめて置いてある感じなのかな。特定のメーカーの特定の製品っていう概念ではなくて、職人さんが作った若狭塗の箸はだいたいは「すごい箸」だっていう感じ。

ってことは、通販を探したときに「すごい箸」と銘打ってるものは無くても、若狭塗の箸ならいいってこと?

それだったらAmazonにもある。

実際にAmazonで買ってみてないので、これらの商品が「すごい箸」に相当するのかは知らない。でも「スベリ止め加工」とかわざわざ書いてある商品もあるし、近いのかも知れない。

デパートで偶然見かけたら要チェックだとして、そんな偶然はあり得ないっていう人はAmazonや他の通販でもいいから若狭塗の箸を試してみたらいいかも。

自分が買った箸は、結構丈夫なので長く使えるらしいけど、まあ壊れるなどして新しいのが欲しくなったら、そんないいタイミングで売りに来てるとは思えないので、Amazonを試してみたい。

仙台の人で今この記事を読んでるのが2014年6月4日〜6月10日だったら、今すぐ三越に行けばいいよ。できれば通販じゃなく、水中こんにゃくによる比較を実体験してほしい。マジだから。