スーパーマリオランやってみた
いやーついに出たね。
Super Mario Run 紹介映像 - YouTube
さっそくやってみた。
感想
自動で走る系のゲームはいくつかやったことあって、マリオもそういう感じかなーと思ってたけど、実際やってみたら全然違った。どっちかというと普通にマリオだった。
昔のマリオは、コインは100枚集めたら1UPするものくらいの存在で、マリオの目的はゴールすることだった。しかしマリオ64くらいから、コイン集めも重要なゲームになっていて、最近は、コインやメダルなどを探して集めるのは主要な目的になりつつあった。
そんな中、このマリオランは、完全にコイン集めのゲームだと思う。ステージに散らばった5枚のカラーコインを集めるのもそうだし、普通のコインも含めてできるだけたくさん集めてフレンドに差をつける要素だったりもそう。ゴールはできて当たり前、重要なのは、ゴールするまでの間に、どれだけ(多くの、あるいは難しい場所にある)コインを集められるか、という話。
これが、昔のマリオ(ゴールすることが目的だった頃のマリオ)しかやったことない人にはわからないんだと思う。マリオランが簡単だとか短いとか言ってるのは、大抵、最近のマリオをやってなくて、コイン集めが面白いということを知らなくて、ゴールすればいいんでしょっていう感覚でやってるんじゃないかな。知らないのは仕方ないと思うし、もっと伝わる工夫はあっていいのかなとも思う。
自分はまさにこのコイン探しこそマリオだと思ってるので、マリオランをやって、思ったよりも普通のマリオだと感じた。そしてコインを探して集めようとすると、なかなか難しいし、1つのコースが3回分の内容を含んでいるので、ボリュームもまあまああるし、面白い。
終わった
なかなか難しいしボリュームもまあまああるって書いたけど、配信されて4日目で、6-4までのコインはコンプリートしちゃった。
ワールド1から6まで全部のコースでピンクコイン・パープルコイン・ブラックコインを集めた。
それぞれのカラーコインをコンプリートすると、スペシャルコースが遊べるようになるんだけど、これはまだちょっとしかやってない。軽くやってみたところ、なかなか難しいので、これを今後じっくりやっていきたい。といっても3コースしかないんだけど。
キノピオラリーの方は、まだキノピオ2000人を超えたくらいなので、まだまだ何度も何度もやっていけばいいんだろうけど、ちょっと飽きるね、変化が無くて。取らなきゃいけないスターを取れればだいたい勝てる、取れなければだいたい負けるって感じ。プレイレコードを見ると、202戦114勝だった。別に上手くない。
お祭り騒ぎ
とりあえず、これは結構、歴史的には重要な出来事なのかも知れない。だって任天堂のゲーム、それもマリオが、iPhoneアプリとしてリリースされたわけだから。
たまたま用事があってアップルストアに行ったんだけど、スタッフは全員マリオのバッヂをつけてたし、展示機にはすべてマリオがインストールされていて、デモ映像もマリオだった。
アップルストア以外の普通のお店でも、iTunesカードの売り場にはマリオをiTunesコードで楽しもうって書いてある。
iPhoneでApp Storeを開けば「おすすめ」タブの最上段のバナーが、普段は複数のアプリを紹介してるんだけど、今は全部がマリオになってる。
そりゃ、経済界の人とかは、任天堂がマリオでスマートフォンに参入すれば超儲かるからやれよとか簡単に言ってたけど、任天堂の決算報告とか見てると、ゲームの文化をいつまでも発展させて行きたくて、そのためには驚きを提供しつづけなきゃいけなくて、そのために新しいハードウェアや新しい遊びを提案していくんだっていうことを言っていて、売れてる他社のプラットフォームに過去に売れたソフトの焼き直しを載せて稼ごうぜってのは、それがこの文化の担い手としていいのか?という点で、なかなか難しかったんじゃないかな。それがダメっていうよりは、その次、さらにその次の展開が計画できないっていう感じで。
でもそれを転換して、こうしてiPhoneでマリオの新作が出たわけだから、これがどういう反響になるかは知らないけど、未来の人から見たら歴史が動いた瞬間なのかも知れない。たぶん今後の展開についても何かしらのメドがたったんじゃないかと思うし。