Time Capsuleを買った(5年半ぶり2台目)

Time Capsuleを買ったっていうか、買い換えた。

Amazon | APPLE AirMac Time Capsule - 3TB ME182J/A | アップル | 外付ハードディスクドライブ | パソコン・周辺機器

前回買ったのは2011年7月なので、5年半ぶりとなる。

たくさんの機能

Time Capsuleは機能がたくさんある。ブロードバンドルーター、有線LANのハブ、Wi-Fiアクセスポイント、Wi-Fi拡張、Time Machineバックアップ用HDD、NAS、USB-HDDやプリンターの共有化、どこでもMyMacで家の外からでもデータにアクセス、ほんとたくさん。

Time Machineバックアップ用HDDとして使うってことは、自動的にMacのバックアップを取り続けて、いざMacのHDDがクラッシュしたときの復旧もできるし、操作ミスでファイルを消したり上書きしたりしたときの復活もできる、何世代も保存されてるので過去のファイルの修正の歴史を確認したりもできる、新しいMacを買ったときのデータ移行にも使える。素晴らしい。

たくさん機能があるんだけど、ブロードバンドルーターとして使う場合は、基本的にはインターネット回線が来てる場所の近くに設置しなきゃいけない。でもそこがバックアップ用の大事なHDDとか、共有プリンターとかを設置する場所として適切かどうかは微妙なところ。1台でなんでもできるせいで、置き場所が難しい問題を抱えてる気はする。まあでもそれくらいいろいろな機能がある。

自分の場合は、最初のTime Capsuleを買った当時は、Time MachineバックアップとNASの機能を使っていた。

でもあとになってNASはやめた。メインのMacの内蔵HDDが時代の変化で大きくなり、外部HDDが必要なくなったのと、共有のためにはGoogle Driveを使うことにしたため。

その代わり、家のWi-Fiを5GHz化するために、Wi-Fiアクセスポイントの機能を使うことにした。さらに、5GHzのWi-Fiは安定性は高いけどエリアが狭くなるので、AirMac Expressを2台追加して、Wi-Fi拡張の機能も使うようにした。

買い換えたくなった

そんな感じで5年半使っていて、いろいろまた事情が変わってきた。

  • HDDがいっぱいになった(古いバックアップを自動で消しながら新しいバックアップを保存してくれるので、通常そこまで問題ではないけど、新しいMacを買い増すのは無理な感じ)
  • そろそろ、家のWi-FiIEEE802.11ac対応にしたい(以前のモデルは非対応だけど今のモデルは対応している)
  • たまに、おそらく熱が原因で停止するようになるなど、調子が悪い感じがする
  • HDDの動作音が大きくなってきた気がする

まあHDDを5年以上使うってだけでちょっと怖い。

そんなわけで、別に新モデルが出たタイミングとかじゃないけど、買い換えることにした。

本当は、搭載HDDがもっと容量が増えたモデルが出てから買いたかったところではある。いまどき3TBではちょっとさみしい。でもWi-Fiの規格が802.11acからしばらく進化してないので、新しいモデルは特に作らないのかな。。。なんならAppleがこの分野から撤退する噂もあるけど。。。

幸運にもバックアップが役に立ったことはなかった

5年半の間、延べ5台のMacのバックアップをとり続けてきたけど、一度もバックアップデータを使ったことはなかったと思う。MacのHDDがクラッシュしたこともないし、間違って消したファイルを復活させたこともない。

もちろんバックアップデータを使わない方が幸せな話ではある。あるいは、実際にバックアップデータを使わなくても、バックアップがあるから大丈夫という安心感で、日々Macを気軽に使うことができていたという意味では大きな価値があったと言える。

セットアップ

セットアップがなかなかすごかった。

とりあえず電源をつないだら、iPhoneの設定→Wi-Fiのところに新しいメニューが出てきた。

もちろんMacAirMacユーティリティを使っても同じことができたけど、今回はこのままiPhoneで設定してみることにした。

進んでみると、既存のTime Capsuleを、新しいTime Capsuleに置き換えるための設定が推奨された。もともと家にTime Capsuleがあることがわかっていて、今回新しいTime Capsuleを追加したから、これは置き換えなんじゃないかと判断されたわけだ。すごいね。

しかも、地味にちゃんと画面内のTime Capsuleの絵が実物と同じものになってる。

確かに置き換えたいので、この機能を使って設定を続けた。



こんな流れ。LANケーブルを抜いて新しい方につなぐタイミングまで教えてくれた。それ以外は特に何もしてない。「次へ」を押すか、押さなくても自動で進んだりして、設定が終わった。そして従来通り使えてる。Wi-Fiを拡張していた2台のAirMac Expressも何もしてないけどそのまま動いてる。

昔は、こういうのを設定したりするのも楽しいもんだったし、自動でなんでもやられてしまうと、なんか信用できない感じもあった。けど最近はもうこんなことでハマってトラブルに巻き込まれたくないし、自動設定でも中でどんなことやってるかはだいたいわかるようになったので、機械を信用して任せちゃう場面も増えた。

これをiPhoneだけでやれちゃってるのもすごい。それはつまり、最近は珍しくないパソコンを持ってない人でも大丈夫だし、最初だけ有線LANでつないで設定するとかも必要無いわけだ。

ちょっと画面の文章はわかりにくい気がするけど、まあそれでもよくできてる。

進化した点

今後は新しいTime Capsuleで、IEEE802.11acが使えるようになったし(Wi-Fiを拡張しているAirMac Expressは対応してないので、このTime CapsuleWi-Fiが届く範囲だけIEEE802.11acって感じだけど)、HDDは3TBになってたくさんバックアップが入るし、形状が変わって電波の性能もよくなったらしい。

まああとは熱で停止する問題が改善していることに期待。これはしばらく使えばわかると思う。