耳をふさがないイヤホンambieを買ってみた

どんなもんか興味があったので買ってみた。

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買ったのは黒なんだけど、これを書いてる時点でAmazonに黒が無いから白のリンクを貼っておく。Amazonでは複数の業者が出品していて、その中でambie公式が出品してるやつを買うのが一番安いと思う。

これは、耳の穴に入れるんじゃなく、耳のふちにつけて、耳の穴に向けて音を発射する感じ(なのかな?)のイヤホン。耳の穴に入れないので他の周囲の音も普通に入ってくるというもの。

公式サイトを見ればどんな感じでつけるのかわかるかな

確かに耳をふさがない

実際つけてみると、確かに耳をふさがないイヤホンだ。耳の穴とは全然関係ないところにつけてる感覚がある。

何も再生しなければ、周囲の音は普通に聞こえる。何かを再生しても、周囲の音に混ざるようなイメージで聞こえる。不思議な感覚とかでは全然なくて、単にそれぞれが鳴ってる普通の感じ。街では当たり前のようにいろんな音が同時に鳴ってるけど、それと同じこと。

同時に何かができるというよりは、自然に割り込みができるという感じ

例えばトーク番組的な音声を再生していて、さらに横から話しかけられた場合、どっちかが聞こえないとかじゃなく、両方が聞こえる。

ただ、それで両方を同時に聞き取れる(両方の意味を理解できる)かというと、それはもちろん無理。2人から同時に話しかけれても両方を聞き取るのは無理でしょ、それと同じ。

なので、何かを聞きながら同時に会話ができるとかそういう魔法のような話ではない。何かを聞いてるときに、例えば話しかけられたとか、電話が鳴ったとか、車が近づいてきたとか、そういう割り込んでくるきっかけが発生したときに、今までのイヤホンだとそれに気づきづらいけど、これなら音が普通に聞こえてくるので気づける。そして自然に対応を開始できる。そんな感じかなーと思った。

無線じゃない

単純にイヤホンジャックに接続するタイプのイヤホンなので、今となっては扱いづらく感じる。まあAirPodsに慣れちゃうと他が使いづらいのは仕方ないけど、それにしても何も便利な技術が使われてない。

こういうイヤホンこそ、もしAirPodsの様な完全ワイヤレスだったら、常時つけておいたら世界が変わるかも知れないのに残念。

まあバッテリーとかも搭載するとなると現代ではまだ難しいのかな。

音質はさっぱり

音質には期待してはいけない。さっぱりだ。低域など存在しないというレベル。

まあもともとそういう部分を求めてる製品じゃないので、これは弱点というよりは、そういうもんって感じ。

音漏れ

これも当然といえば当然なんだけど、どこもふさいでないので、音漏れも全開。

電車なら騒音があるから大丈夫かも知れないけど、エレベーターとかは乗ってる全員に聞こえるんじゃないかな。もちろん設定音量にもよるけど。

つけるときの手間がかかるけど、つけたら非常に落ちにくい

耳のふちに挟む感じでつけるので、つけたり外したりを手軽にできない。まず、たぶん片手ではできない。片方の手で耳を引っ張る感じで押さえて、そこにもう片方の手でセットする。これは結構な手間。

だけど一度つけたら勝手に外れて落ちちゃうことはほぼ無さそう。重いわけでもないし、挟む力が強くて痛いとかもない(個人差はありそう)。つけ心地は悪くないし、落ちそうになる不安もない。

使える場面を見極めれば、他のイヤホンではできないことができそう

まとめると、つけるのに手間をかける余裕があって、有線でも我慢できて、音質は求めないデータを再生していて、音漏れしても平気な場所であれば、有用に使えるわけだ。

そんな限定された場面だけってのは確かに残念だけど、それでも、その条件が揃っている場面では、他のイヤホンでは代わりがきかないくらいのメリットがある。周囲のできごとによって意識に割り込まれることが、自然に実現する。意識に割り込まれるってのは悪いことじゃなく、普通のこと。イヤホンを何もつけてないときと同じように、周囲のできごとに反応して対応できる。

で、具体的に例えばどういう場面で便利なんだろう、それがまだ見つかってないのよね。。。