仕事用にWindows 7環境を作ったメモ

会社のPCにWindows 7を入れて仕事用メインとして使うことにした。その作業メモ。

今回のPC

  • DellのInspiron 1501
    • 2006年9月発売で、買ったのは2007年のはじめ
    • CPUはAMD Athlon 64 X2 TK-53 (デュアルコアで1.7GHz)
    • メモリは4GB (元々は1GB×2だったが、2GB×2に換えた)
    • HDDは120GB
    • 元々のOSはWindows Vista Business1

開発の仕事に使っているけど、もうだいぶ古くて、パフォーマンス面で不満が多い。元がVistaなこともあり、Windows 7にしたら少しは速くなることが期待される。

OSのインストール

アップグレードではなく、新規インストールすることにした。3年も使っているOSをアップグレードしてさらに使い続けるよりも、手間はかかるけど高速で安定したキレイな感じにしたかった。

ただし、新環境でトラブったりしたときに仕事に支障があると困るし、各種データをいちいちバックアップ取るのも面倒だったので、違うHDDに入れることにした。今まで使っていたHDDは外して、新しいHDDを接続し、ここにWindows 7を新規にインストールする。Windows 7 Professional 32ビット版。

DVDで起動して画面の指示通りにインストールした。40分程度で入った。

注意 : 今回はアップグレード版ではない

今回は通常版を入れたので、新しいHDDに入れることができた。アップグレード版の場合は、すでにアップグレード対象のWindowsが入ったマシンにしかインストールできないので注意。

もうひとつ注意が必要なのは、この話はアップグレードインストールや新規インストールとは関係ないということ。通常版をアップグレードインストールすることもできるし、アップグレード版を新規インストールすることもできる。ただ、アップグレード版はアップグレード対象のWindowsが入ったマシンじゃないとダメだということ。すでにWindowsが入ったPCに新規インストールするということ。そうすると昔のWindowsWindows.oldというフォルダーに残る(動かないけど、ファイルは残る)。

実際、空っぽのマシンにアップグレード版を新規インストールすると、最後にプロダクトキーが通らないので注意(そんな説明がどこに書いてあるか知らないけど、実際やってみたらそうなった)。

バイスはすべて正常

初回起動時は画面解像度が低かったけど、Windows Updateをとりあえず全部適用したら、再起動後からはバッチリ表示されるようになった。

バイスマネージャーを見ても、すべてのデバイスがちゃんと入ってる。OSを入れてWindows Updateしただけなのに。Dellのサイトでドライバーを落としてきたりとかは一切なし。すごいなあ。

マルチモニターとキーボードとトラックボール

まずは周辺機器。このPCはノート型だけど、モニター、キーボード、トラックボールを外付けしてデスクトップPCのように使っている(ノートPC自体のモニターはサブモニター的な存在となる)。ここら辺のセットアップ。

  • LCD-MF221XBR(I-O DATAの21.5型フルHD液晶)
    • つないだだけで認識した。
    • Fn + F8キーを何度か押してデスクトップ拡張で使うように設定。
    • このモニターをメイン ディスプレイとして使うように設定。
      • さらにタスクバーを上に配置。
  • PD-KB220B/U (HHK Lite2 日本語配列 かな無刻印)
    • つないだだけで認識した。
    • KeySwap for XPでキー配列を変えた。
      • 左Altを左ミ田に
      • 全角/半角を左Altに
      • 実際のキートップも入れ替えている。
    • キーリピートを最速に設定
      • コントロール パネルを開いて、右上を使って「キーボード」で検索
      • キーボードのプロパティを開く
      • 表示までの待ち時間をいちばん右へ
      • 表示の間隔をいちばん右へ
  • Microsoft Trackball Explorer (トラックボール)
    • つないだら、とりあえず使えた。
    • IntelliPoint 7.0 32ビット版を入れた。
      • 下ボタン : 左クリック
      • 上ボタン : キーボード操作(Ctrl + PageDown) ※タブ切り替え
      • ホイール ボタン : 中クリック
      • 左ボタン : プレシジョン ブースター (押してる間だけ速度が遅くなるように)
      • 右ボタン : 右クリック
    • ポインターの速度を調節して、「ポインターの精度を高める」はオフ

最初に入れておきたい

この後の作業でよく使うツールを、先に入れておく。

  • Lhaz (圧縮/解凍)
    • 全部の拡張子に関連付けてインストール。
    • 最初に何かを解凍する際、「フォルダ自動生成」「解凍先を開く」にチェックを入れておく。
  • CLCL (クリップボード履歴)
    • 元々のHDDのフォルダーをそのままコピー
    • スタートアップに登録
  • VirtuaWin (仮想デスクトップ)
    • 元々のHDDのフォルダーをそのままコピー
    • 詳しくは以前書いた

大物ソフト

自分が勝手に「大物」と分類したソフトのインストール。

  • Visual Studio 6.0 (開発環境)
    • VBだけ入れた
      • ほぼ使うことは無いけど、年に1〜2回あるので仕方なく。
      • 次のWindowsが出る頃には無くなっててほしい。。。
    • インストール時、MicrosoftのJavaVM(当然、相当古いやつ)を入れろと言われる
      • 入れないと先に進まないので、仕方なく入れた。
    • 管理者として起動させれば、特に問題なく普通に使えているっぽい(ちょっとしか試してないけど)
      • ショートカットのプロパティを開き、「詳細設定」→「管理者として実行」にしておくと良い。
    • 今思えば、Windows XP Modeで使えば良かったかも。。。
  • Visual Studio 2008 (開発環境)
    • インストール後、SP1を適用した。
    • Express Editionの場合は、最初からSP1を入れる必要があると思う(たぶん)。
  • SQL Server 2008 Express Edition (開発用DB)
    • インストール後、SP1を適用した。10.0.1600→10.0.2531。
  • Office 2007
    • インストール後、SP1を適用した。
    • なぜかMicrosoft UpdateやってもSP2が来ないんだけど、なんでだろう?
  • ATOK 2009 (日本語入力)
    • 定額制(という名の月額制)のユーザーなので、それを入れた。
    • 最初はMS-IME互換の設定にした上で、以下のようにキー設定を変えた。
      • 無変換キー : 日本語入力OFF
      • 変換キー : 日本語入力ON
      • この設定は超便利なので、オススメ。

中堅ソフト

ここからは自分が勝手に「中堅」と分類したソフト。インストーラーで入れる系。

  • Firefox 3.5 (ブラウザー)
    • 普通にインストーラーから入れる。
      • いったん起動し、すぐ終了。
      • C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\Profiles\xxxxxxxx.default っていうフォルダーが生成されるので、元々使っていたHDDの同じ場所のデータをまるごとコピーしてくる
      • これで各種設定、ブックマーク、アドオンなどがすべて移行できた。
  • Tunderbird 2 (メーラー)
    • プライベートではGmailをWebから使うだけだが、仕事上のメールはまだThunderbirdを使っている。
    • 普通にインストーラーから入れる。
      • いったん起動し、すぐ終了。
      • C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles\xxxxxxxx.default っていうフォルダーが生成されるので、元々使っていたHDDの同じ場所のデータをまるごとコピーしてくる。
      • これで各種設定、過去のメール、アドオンなどがすべて移行できた。
  • Java (ランタイムと開発環境)
    • JREを普通にインストール
    • JDKはC:\java\jdk1.6.0_16 みたいな感じの場所にインストール
  • Eclipse (開発環境)
    • Eclipse Classic 3.5.1をzipでダウンロードしてきて、適当な場所に解凍。
    • とりあえず使う用事はないのでEclipseはここで終わり。プラグインなどは実際に使うときに入れる。
  • Virtual PC 2007 SP1 (仮想マシン)
    • 普通にインストーラーから入れる。
    • その後、Windows Virtual PCという名前のWindows 7専用の製品が出た。
      • さっそく入れてみた。
        • 起動しようとしたら、Virtual PC 2007 SP1の方を削除しないとダメだと怒られた。
        • 2007の方をアンインストールしたら、普通に使えるようになった。
        • とりあえず手元にあったCentOS5.2のイメージは起動した。
        • でもマウスカーソルがVirtual PCの中から抜けられなくなった。
          • Ctrl + Alt + 左矢印で抜けれるっていう説明が出たけど、実際ムリ。
          • ヘルプによると、統合コンポーネントを入れないとダメらしい。
          • けど統合コンポーネントWindows版しか無いので終了。
          • WindowsキーやAlt + Tabで抜けれたので、それを使うことにする。
        • 今回から、USBデバイスのサポートや、ユニティ的機能が使えるらしい(ゲストがWindowsの場合のみ)
          • そのうち試してみる。
  • Dropbox (ファイル同期)
    • インストールして、アカウントを入れてログインしておく。
  • ZumoDrive (ファイル同期)
    • インストールして、アカウントを入れてログインしておく。
  • Gavotte Ramdisk (RAMディスク)
  • Google Chrome (ブラウザー)
  • Safari (ブラウザー)
  • Opera (ブラウザー)
  • TortoiseSVN (svnクライアント)
    • 普通にインストーラーから入れる。
    • Windows 7の新機能「ライブラリ」とちょっと相性が悪い。ライブラリで開いたフォルダーの何もないところで右クリックしても、TortoiseSVNのメニューが出ない。
      • まあ仕方ない。ライブラリからではなく、普通のパスの方でフォルダーを開けば問題ない。
  • Paint.NET (画像編集)
  • Inno Setup (インストーラー作成)
    • 最新版は5.3.5だが、会社の方針として5.2.3を使うことにしていて、それ前提で日本語パッチとかも用意しているので、とりあえずは5.2.3を入れた。
      • そのうち新しいのに追いつきたい。
  • Skype (IM)
  • Windows Live Messenger (IM)
  • Ruby (スクリプティング環境)
    • 今まではzipを解凍したmswin32版を使ってたけど、今回せっかくなのでWindowsらしくOne-Click Installerを入れた。1.8.6。
  • Perl (スクリプティング環境)
  • Flex SDK + FlashDevelop (開発環境)

小物ソフト

主に、zipを解凍するだけで使えるようなシンプルなソフト。

プリンター

会社にEPSON LP-8300というだいぶ古いプリンターがあるんだけど、

という状況。これは絶望的。

ところが、実際にプリンターをインストールするところでWindows Updateからドライバーを取得するようなボタンを押したら、リストに「EPSON LASER LP-8300」と表示されて、そのままインストール成功。印刷もちゃんとできた。

なんだったんだろう。

感想

新規インストールは気持ちがスッキリしていい。引っ越ししたときの感覚に似てる。今のところは動作速度もスペックに見合った程度に軽快だし、安定もしている。

このままずっと使えればいいなあ。