LionでKyokoさんに日本語を読み上げてもらう
Lionでは、スピーチ(テキスト読み上げ)が日本語に対応してた。
テキスト読み上げとは?
いろんな使い方があるので調べればいいと思うけど、自分が一番好きなのは、ターミナルでsayコマンドを使って好きな言葉を音声で読んでくれる機能。
$ say hello
ってやると、デフォルトではAlex(男の人)の声で「ハロー」と再生される。
要はモヤさまのアレみたいなやつ。
Kyokoさん
この読み上げ、いままでは日本語に対応してなかった。ところがLionでは、Kyokoという声が提供され、日本語も読み上げできるようになった。
- システム環境設定
- スピーチ
- テキスト読み上げ
- システムの声
- カスタマイズ
と進んで、「日本語(日本)」のところにある「Kyoko」を選択する。データ自体は入ってないらしく、初回にはダウンロードする流れになる。
これをやると、sayコマンドで日本語が使えるようになる。
$ say こんにちは
漢字も結構読める。さらに英語の発音も日本人のカタカナ英語風になるというリアリティ。英語はAlexに読んでもらった方がいい。
入力したらどんどん読み上げるようにする
いちいちsayって入れるのが面倒な人へ。
$ perl -e 'while(<>){`say $_`}'
これをターミナルで叩けば、あとは入力してEnterを押すだけでどんどん読み上げてくれる(やめるときはcontrol+C)。
2011-7-31 追記
コメント欄で教えてもらいましたが、sayって入れてEnter押すだけでどんどん読み上げするモードにできるそうです。なのでここでの話は不要でした。
追記ここまで。
声を指定してsay
sayコマンドには-vというオプションがあって、これを使うとsayのときに声を指定できる。
インストールされている声の一覧は以下のコマンドで見れる。デフォルトのAlexさんも、さっきインストールしたKyokoさんも入ってるはず。
$ ls /System/Library/Speech/Voices
表示された声の中から、好きなのを選び、say -vに名前を渡す。
$ say -v Princess hello
こんな感じ。上記はPrincessさんにハローと言わせている例。
おわり。
2012-1-27 追記
コメント欄で教えてもらいましたが、
$ say -v \?
こうやっても声の一覧が出ます。バックスラッシュと、はてなマーク。しかも対応言語や自己紹介まで載っててすごい。
追記ここまで。