iPhoneとGoogleCalendarを同期する3つの方法の比較
こないだのiMessageについて、そしてメールについてに続き、今度はカレンダーについて調べてみた。
カレンダーと言えばやっぱりGoogleCalendarとの同期が重要だと思う。iPhoneとGoogleCalendarを同期する方法は、主に以下の3つ。
- Gmailアカウントとして登録
- Exchangeアカウントとして登録
- CalDAVで登録
一応カンタンにそれぞれのやり方を書いておくと、
Gmailアカウントの登録
Exchangeアカウントの登録
CalDAVの登録
どう違うの?
この3つの方法はどう違うの?っていうところを調べてみた。
同期の早さ(受信)
Webからカレンダーを更新してみて、それがiPhoneに自動的に入るまでの時間。実際に試してみた。
- Exchangeは即時
- Gmail, CalDAVは、即時じゃない。
- カレンダーアプリを起動したタイミングですぐ同期した。
- あと、おそらく「設定→メール/連絡先/カレンダー→データの取得方法」のところの設定に従うと思う。
Exchangeすごい。
複数カレンダーへの対応
よく言われてる、ExchangeやCalDAVは複数カレンダーに対応してないという話。あれは古い情報なのか間違った情報なのか知らないけど、少なくとも今現在はそんな問題はないよ。複数も全然OK。
Exchangeの場合
ここが参考になる。公式な説明。つまり、iPhoneのSafariで http://m.google.com/sync にアクセスすれば、同期させたいカレンダーを選択できるよってこと。
上記URLにアクセスして、以下のような画面が出たら、「言語を変更→English (US)」でいける。
カレンダーの色
Google Calendarは、カレンダーごとに好きな色を設定できるけど、
- Gmail, CalDAVは色も問題なく反映された
- Exchangeは色が全然違う感じになった
というわけで、Exchangeだけ残念。なんか同期させる順番で色をコントロールできるらしいけど、めんどくさすぎるので現実的じゃないと思ってる。
歴史的経緯
ここまで、GmailアカウントとCalDAVの差が感じられない。
これには歴史的な経緯があって、もともとどちらもiPhoneでは非対応だった。その後、iOS3でCalDAVに対応し、iOS4でGmailアカウントからのGoogleCalendar同期に対応した、という経緯がある。
結局どれを使えば良いか
- 即時反映にこだわるならExchange
- 色はあきらめよう
- 色にこだわるならGmail
- 即時反映はあきらめよう
- 定期的な同期でいいなら、フェッチの時間を指定しよう
- CalDAVは、自分がWebで使ってるGoogleカレンダーの同期用としてはオワコン
- 他のカレンダーサービスや、共有カレンダーをiPhoneにだけ個別に入れたい場合などはまだまだ便利。