デジカメにWi-Fi機能を追加しちゃうSDカード、PQI Air Cardを買った
なんかおもしろそうだったのと、Amazonで普通に買えたのと、こういうのってもっと高いのかと思ったら安かったので買ってみた。
PQI Air Card Wi-Fi内蔵SDカードアダプタ (アダプタのみモデル) 6W21-0000R1
- 出版社/メーカー: PQI
- 発売日: 2012/10/01
- メディア: Personal Computers
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これは何か
ここを見ればどんなものかわかると思う。いわゆるEye-Fiと似たような無線LAN機能を持ったSDカードなんだけど、実際のストレージ部分は自分で好きなmicroSDをセットして使う、という製品。
ストレージ内蔵のものよりも、速度的に自分が良いと思うmicroSDを使えるし、ストレージ部分の容量が足りなくなったらカードだけ交換すればいい。
機能についてもだいぶシンプルになっていて、電源入れたら自身がWi-Fiスポットになって、iPhoneをそこに接続して専用アプリを使って画像の入出力ができる。
この記事によると、内部ではLinuxが動いていて、しかもカスタム可能らしい。すごい。
まあ特にカスタムしなくても、単純にこのカード自身のIPやホスト名が固定なので、そこにつないでHTTPやFTPやTELNETで自由に通信できちゃうみたい。専用アプリも内部的にそういう作りになってるんだろう。スジが良いと思う。
元々Wi-Fi機能を持ったデジカメも最近はあるけど、こういうオープンな作りになっていたほうがハックのやりがいがあるよね。夢がひろがりんぐという感じ。
そして、このシンプルな仕様が良かったからなのか知らないけど、代替アプリが出てきた。確かに、通信部分が簡単なので、あとはUI勝負みたいなところはある。自作も難しくない気がする。
使ってみた
期待通りに動いてるので、特に書くことはない感じ。
まあ強いて言えば、カメラを起動してから、PQI Air Cardの機能が利用できるようになるまで(内蔵Linuxが起動するまで?)に5〜10秒くらい待つみたいなので、その間にあわてて電源ON/OFFしたりいろいろやらないで、冷静になることが大事。
カード自身がスポットになる接続方法はとっても簡単だけど、これにiPhoneをつないでいる間はインターネットにつながらなくなるので、そこが面倒(カメラの電源を切ればスポットも無くなってiPhoneが元に戻る)。もう一個、周囲のスポットにカードを接続させる方法もあるんだけど、この場合は「カードのIPやホスト名が固定だから簡単につながる」という特徴がなくなるので、サーチ的な機能が必要になってきたりする。まあうまく仕組みを用意できればこっちの方がラクだとは思う(iPhoneのテザリング機能を使ったりして)。
いいカメラ欲しくなる
カメラ自体は前から興味があったんだけど、
- 撮った写真を取り込むのがめんどくさい
- カメラ自体の保管やメンテナンスがめんどくさい
- 持ち歩くのがめんどくさい
- 値段が高い
という理由で特にいいやつは持ってなかった。
でも、取り込むのがめんどくさい問題は、これである程度解決する気がする。
保管と持ち歩くのがめんどくさい問題は、今だったらミラーレス一眼とかがその解決策なんだろうけど、それでもまだまだめんどくさいなー。そんなやつにはカメラにこだわること自体が向いてない、というのはわかる。なので自分には向いてない気がする。
値段の問題はね、高く感じてる時点で、趣味として感じてない。趣味として感じてたらあれこれ理屈つけて買っちゃうはず。
だからまだいいカメラは買わない。もっと上記の理由が全部解決するような最強のやつが出る。たぶん。今もう欲しいけど。
まとめ
ひとりぶろぐさんがメチャクチャ参考になったし、みんなもそっち読めば良いと思う。