Nexus 7(2013)を買った

買っちゃった。

前のモデルも買ったわけだけど、ときどきしか使ってなかった。その理由はなんといっても微妙だから。悪くはないけど、良いってほどでもない。何をするときにもNexus 7を使おう、と思えるほどじゃなかった。普通に家ではiPad3、持ち歩き用はiPad miniだった。Nexus 7iPad miniよりは解像度が高くて、iPad3よりは軽くて持ちやすいので、本とかを読むときにたまに使う程度だった。発売当時はiPadにはDTCP-IPに対応したDLNA再生アプリがなかったけど、その後たくさん使いやすいのが出ちゃったし。

Googleが満を持して本気で作ったタブレットがこれでいいの?っていう感じで、もう見限っても良かったんだけど、まだ頑張ってるみたいだから、もう一回信じてみようということで、今回のモデルも買ってみた。

ビックカメラの通販で買った

前モデルを買ったときは、Google Playのストアで買ってひどい目にあった。詳しくは当時の記事を見ればわかる。

全然発送されず、画面上の表記もおかしいし、問い合わせても期待する答えは返ってこない。自分よりあとに注文した人たちにはどんどん届いてる。そんな感じだった。

今回は、Google Playストアでは予約はできないようだったので、量販店の通販で予約をすることに。自分は、受け付け開始が比較的早かったビックカメラにした。自分の住む街(仙台)にはビックカメラは無いんだけど、今回はポイント還元も期待できないらしいので、どこで買ってもいいやという感じだった。

  • 8月26日の13時すぎ、予約開始と同時にビックカメラのオンラインで予約した
  • 8月26日の15:36には出荷完了のメール。早い!
  • 8月27日には、家の近所の佐川急便の拠点まで到着。しかし、お届け日指定になってるらしく、そこでお預かり状態。
  • 8月28日、公式なNexus 7の発売日。無事に家に届いた。

通販なのに発売日に届くすばらしさ。予約開始が各店バラバラ(しかも、そもそもどの店で受付するかも事前にはわからない状況)なのが微妙だったけど、それ以外は完璧だった。昨年のGoogle Playに比べて、さすが物を売るプロの仕事という感じだった。

16GBのWi-Fiモデルにした

LTEモデルにするか迷ったんだけど、前のモデルが期待ほどじゃなかったというのもあるので、きっと今後も持ち歩くのはiPad miniだと思った。なので、月額もかかるし本体も高いし発売日も遅れるLTEモデルじゃなくていいや、という判断をした。

この一番安い16GBのWi-Fiモデルで、27,800円。前のモデルは19,800円だったのに。これは後継機ではなく、上位機だと思いたいところ。タブレットが色々ある中で、2万円切ってるからという理由で買った人に対して無責任だと思う。円安で値上がりした分は仕方ないと思うけど、アメリカでの価格も$199から$229に上がってる。

そして、27,800円はちょっと高いと思う。まあ金銭感覚は人それぞれだろうけど、まだまだNexusなんて安心して買えるブランドって言えるほどでもないと思うので、この値段では結構買うのに勇気いるんじゃないかな。。。なんというか、ある程度は気軽に買えた前モデルよりも、今回はこういうデバイスに詳しい人向けという感じがする。

良かった点

  • 技適のシールがない!
    • なんと言ってもこれ
    • 前モデルの一番キライな点が改善された
  • ちょっと薄く軽くなってる
    • 前モデルもそれなりにコンパクトだったのでそこまで差は感じないけど
    • でも Nexus 7(2012):340g > iPad mini(LTE):312g > Nexus 7(2013,Wi-Fi):290g なので、打倒iPadという意味では重要かも
  • 画面
    • すごく明るい
    • 高解像度で綺麗
      • 横画面にしてマンガを見開き表示したけど文字が読めるようになった
  • 音もだいぶ良い
    • 一応ステレオ
      • ステレオ感はあんまりないかな?Kindle Fire HDの方がいいかも
    • 音量がそこそこ出る
  • 動作が速い
    • 画面切り替えなどキビキビ動く
    • UIのアニメーション効果がコマ落ちせずぬるぬる
    • 前モデルがカクカクで苦戦していたGoogle Mapsアプリも今回はスムーズ
    • マルチユーザー機能の切り替えが速い
  • カメラがついてる
    • 画質や動作も悪くない
  • 無線LANが5GHz対応
    • これは待ち望んでた
  • ACアダプタがちょっとコンパクトになってる
  • Qi対応
    • 充電器持ってないけど

まあ本当は、前モデルと比べても仕方ない気もする。後発で値段も上がってれば、そりゃいいに決まってる。

とはいえかなり完璧に近い仕上がり。前モデルの不満だった部分の多くが改善されてる。

特に画面が綺麗なのはすごくいい。ここまで来たらAppleiPad miniRetinaにしないとまずいというプレッシャーになるんじゃないかな。

相変わらずの点

  • スクロールの反応が遅い
    • 指の動きとの同期というか、リアルタイム性というか、そこが全然無い
    • 特にブラウザ(Chrome)
    • どうしてAndroidってこうなの。。。という感じ
    • いつになったら改善するのか
    • でもギャラリーはかなり良くなってる
  • 色が黒のみ
    • もっと可愛くしたほうがいいと思うんだけど
  • タブレットを想定してないアプリの数々
    • こんな高解像度なのに、一覧と詳細を同じ画面に出せるアプリがほとんどない
    • スマートフォンの仕様のままで大きな画面で動いてるだけ
    • いつになったら改善するのか
  • YouTubeアプリが1080pに対応してない
    • せっかく液晶が1920x1200なのに、YouTubeアプリが720pくらいの動画をロードしてきてる
    • もしホントに720pだったら、前モデルの1280x800の液晶でも十分なので、これじゃあんまりだ
  • マルチGoogleアカウント対応がイマイチ
    • アプリによって、複数アカウントに対応してるものとしてないものがある
    • OSの標準搭載のGoogle純正のGoogleサービス用のアプリなんだから、まとめて対応して欲しい。。。

いつになったら改善するのか。

悪くなった点

がんばって考えたけど、改悪されたのはこれだけ。

まとめ

値段は高くなっちゃったし、スクロールの遅れは相変わらずだし、アプリはまだまだタブレット最適化されてない感じだけど、画面が綺麗になって、動作も素早くなって、カメラなどもちゃんとついて、Androidタブレットの中ではすばらしいものになってると思った。

今まであんまり考えてなかったけど、実は、ハードウェアはだいぶ良いところまで来ていて、ソフトウェアがそれにちょっと追いつけてないという感じなのかも知れない。ソフトウェアがもっと良い物になれば、これは27,800円の価値は十分にあると思う。そういう意味ではNexusシリーズはOSの提供が早いので期待できる。