初音ミクV3を買った
ついに買ったよVOCALOID。
英語音声のライブラリも含まれているバンドル版を買った。ちょっと高いけど英語もあった方いいかと思って。
それにしても素晴らしいパッケージだ。
やっとMac対応
VOCALOIDは、初音ミクが最初に出た頃からものすごく興味があった(それより前はよく知らなかった)。だけど、Macで使えないから、今まで自分で買って使うことは無かった。Windowsユーザーである妻は使っていたので、それを横で見てる程度だった。
それがついにMac対応。キターってことで早速買った。
またタイミング良く、これを使えるような制作の機会もあった。
使いづらい。。。
なんかPiapro Studioというソフトを入れて、これをCubase内からVSTiとして呼び出すんだけど、使いにくすぎる。。。
VSTiではあるけど完全にCubaseとは別物って感じ。Cubaseの方では空っぽのトラックだけがあって、中身はVSTiとして起動したPiapro Studio側にある。
このPiapro Studioが全然使いやすくない。慣れの問題もあるのかも知れないし、従来のVOCALOID Editorとかは知らないけど、Cubaseなどの普段使ってる一般的なDAWに比べていろいろ残念すぎる。
- トラックパッド二本指で縦横スクロールできない。。。設定で片方を選べるだけ。。。
- スクロールボタン長押しすると一気に飛ぶ。。。
- ショートカットキーの設定できない。。。
- リアルタイム入力やステップ入力がなくてマウスのみ。。。
- いったんトラックをソロにして解除すると他のトラックのミュートが解除される。。。
- オートメーションの入力方法もアバウトすぎて狙った値を入れにくい。。。
- 動作が重い。。。
みんなこんなのを使っていたのか。尊敬する。
自分が知らないだけで解決策があるなら教えてください。
でも楽しい
でもやっぱ自分で作っていけるのは楽しい。iOS版のボーカロイドアプリとかは多少いじったことあったけど、本格的なのは初めてなので楽しかった。
普通にメロディと歌詞を入れるだけでも、ある程度は自動的に自然な感じにしてくれるのね。もっと最初はロボット的な状態からのスタートだと思ってた。案外、声をつないでくれたりはする(やらなくていいところまでやったりもする)。
声の種類は、Original、Sweet、Dark、Soft、Solidの5種類がある。さらに英語ライブラリもある。
全部のパラメータはよく分かってないけど、とりあえずそのまま打ってみてから、以下の項目を調整するなどしてみてる。
- ディケイとアクセントでハキハキ感を調整
- ベンドの深さとベンドの長さで頭の音程を調整
- ビブラートで末尾を調整
- ベンドやビブラートで足りないときはピッチベンドで調整
- 音量や強弱的に不自然なところ(出だしの「あいうえお」とかが特に弱い?)をダイナミクスで調整
- 子音だけ発音してほしい音(「し」とか「つ」とかに多い)は後半をダイナミクスで切り落としちゃう
- 次の音とつながりたくないけど切ると短すぎるようなところもダイナミクスで
あと、「が」とかの音は、「ガ」と「んが」のように複数の種類があったりする。これらを発音記号で調整。
まあいろんなやり方があるんだろうけど、とりあえずそんな感じでやってみた。なかなか泥臭い作業というか、パラメータの意義とか本来の使い方を気にしながらやるより、「それによってイイ感じで聞こえるようになるならそれでOK」という、プロセスより結果を重視する姿勢で思い切ってなんでもやった方がいいような気がした。
でも難しい
しかし奥が深い。。。
まあボーカロイドに限らず、すべての楽器を打ち込みで作る場合は当たり前の話なんだけど、パラメータの意味を勉強するとともに、「リアルな人間がやった場合はどうなるのか」も知る必要がある。ボイトレとか行きたくなった。もちろん、リアリティの追求だけじゃなく、人間にはできないことをやらせるのが打ち込みの醍醐味だってのはわかるけど、そうだとしても、デタラメにやるのと、ちゃんと勉強した上で自由にやるのは違う。
さらに手間がすごい。一音ずつアレコレ考えて調整していく。気に入らなければ試行錯誤して直す。だけど操作しづらいのでモチベーションがなかなか保てない。
ちょっとね、正直、せっかちで飽きっぽい自分には向いてないと思った。。。もっとマメな人に向いてる気がした。
とはいえ、向いてないからってあきらめずに、なんとか作り始めたものは完成させた。そして完成する頃には少し慣れてきた部分もあった。
機会を作っていきたい
とりあえず相当面倒なことがわかったので、なかなかヒマつぶしにやるようなものじゃない感じがした。
もっとちゃんと作った物を発表する場があって、締め切りがあったりとか何かしらの圧力とか状況がないと、自分は面倒すぎてやらない気がする。
なので、まず何らかの機会を積極的に作っていって、そして制作に取り組むのがいいと思った。途中でイヤになってもやめちゃわないように。
今回作ったのは発表の場があるものなので、とりあえず今ここでは発表しない。だけど将来的には発表できるかも。
それにしても素晴らしいパッケージだ。