VirtuaWin
VirtuaWinというのを入れてみた。仮想デスクトップのツール。
仮想デスクトップを使うと、デスクトップを複数持てる。作業環境を一気に切り替えられる。例えば、開発ツール群を開いたデスクトップと、報告書とかそういうフォルダや文書を開いたデスクトップと、メールやメッセンジャーを開いたデスクトップを用意して、作業によって切り替えて使う感じ。
MacにはSpacesってのがあって、OSが標準でこういう機能を提供してる。試してみたけどこれが非常に良い感じで、Windowsでもやりたくなった。まあ今までも仮想デスクトップは何度か試したことがあったんだけど、どうしても良いツールに出会えなくて断念していた。今回、VirtuaWinが良いらしいという話を聞いたので使ってみる。
もちろんSpacesとは違って、実際にはウィンドウを見せたり消したりして実質的に仮想デスクトップとして扱える感じになってる、ということなんだけど。ていうかMacのSpacesはスゴすぎるよ。あんなのツールだけじゃ実現できない。
良いところ
過去にいろんなツールで出来たり出来なかったりしていた点が、VirtuaWinはかなりよい感じになってる。
- 仮想デスクトップの数を自由に変更できる。
- 切り替え速度が割と速い。
- どんなウィンドウでも問題が起きない。
- 今のところは。
- Vistaでも動く。
- Vistaだとウィンドウが消えるときのアニメーションがカッコイイので、切り替え処理がソレっぽい。
- ホットキーで切り替えられる。
- ホットキーでウィンドウを別なデスクトップに移動できる。これ重要。
- ホットキーにWinキーが使える。これも重要。
- ウィンドウをドラッグして移動中にデスクトップを切り替えることで、ウィンドウを移動できる。これも重要。
- (ただし、ドラッグしたまま2回切り替えると動作がおかしくなった。切り替えるたびにドラッグし直した方が良さそうだ。)
- タスクバーやAlt + Tabで出てくるウィンドウも、デスクトップごとに切り替わる。
- 常に表示したいウィンドウを指定できる。これが非常に良い。
今まで仮想デスクトップを導入してすぐやめていたのは、ここに挙げたようなの機能がないのが理由だった。VirtuaWinは問題なくすべてできるので、やめる理由にならなかった。
さらにモジュールを入れると機能を追加できるんだけど、今のところ欲しい機能は無いので入れてない。Exposéができるモジュールがあればうれしいんだけど。
あとはホントに便利なのかどうか
ツールの持つ機能は十分だったので、あとは仮想デスクトップというものが本当に便利なのかどうか、というのが重要になってくる。
これは、まだ使い始めたばかりなのでわからない。ただ、少なくとも今日一日使ってみた感じでは、すごく便利だった。
一日の仕事の中で複数の作業をやっているわけで、いろんなアプリを開きっぱなしにする(いちいち起動したり終了したりするのは面倒だから)。ただ、細かい時間単位で見るとひとつの作業しかしていないので、そのときに関係ないアプリが見えていたり、タスクバーとかAlt + Tabに載るのは邪魔くさい。作業の種類ごとに仮想デスクトップにウィンドウを分類したら、作業を切り替えるたびにデスクトップを切り替えて、その作業の中では余計なものが見えなくなって、スッキリした。
モニタが広い人にオススメ
なんとなく、モニタが狭い人向けのツールのような気がするけど、実はモニタが広い人に特にオススメだと思った。
モニタが狭いとどうしてもウィンドウを最大化してしまうから、デスクトップを切り替えることと単にウィンドウを切り替えることがほぼ同じで、仮想デスクトップの利点が見えにくい。モニタがある程度広くて、アプリのウィンドウを最大化せずに使い、デスクトップ上に複数のウィンドウを同時に開いて作業しているようなときに便利だと思う。