AirMac Expressを買ってTime CapsuleのWi-Fiを拡張した

Time Capsuleを使って5GHzのスポットにしている。Wi-Fiは5GHzの方が安定していて好きなんだけど、電波の届く距離が狭いのが難点。まあ距離が狭いおかげで、よその家の電波が混線しないからこその安定性なんだろうけど。

ところで、最近部屋の模様替えをしていて、各部屋の使い道を見直してるんだけど、新しく寝室になった部屋がそのTime Capsuleの設置場所からちょっと離れていて、電波がギリギリ。届いたり届かなかったりする。

Time Capsuleはバックアップ用のHDDとしても使ってるわけで、なかなか簡単に設置場所を変えるわけにもいかない(物がぶつかったりしない安全な場所に置きたい)。そこで、AirMac Expressを使って、Wi-Fiのエリアを拡張してみた。

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Appleのネットワーク機器は、Time Capsuleが一番いいやつで、バックアップ用のHDDと、NASルーターWi-Fiスポットの機能がある。そこからHDDを除いたのがAirMac Extreme。そこからさらにいくつかの機能を減らしたのがAirMac Express

Wi-Fiを拡張するだけならAirMac Expressで十分。もちろんAirMac Extremeの方が電波が遠くに飛びそうな気はするけど、値段も高いし場所も取るので、今回はAirMac Expressで頑張りたい。

ちなみにサイズはApple TVとまったく同じ(たぶん)。かなり小さい。

実はすでにやってる

そういえば記事を書いてなかったけど、実はすでに、リビングルームにも同じ目的(Wi-Fiエリアの拡張)でAirMac Expressを設置している。非常に安定していて、レグザサーバーDBR-M190とかApple TVとかWii Uのような、テレビに接続するWi-Fi機器がいくつかあるので助かってる。

今回は、それと同じ事を寝室でもやりたいという話。

やってみた

設定は簡単。電源をつないで、Macで「AirMac ユーティリティ」を起動してしばらく待つ。すると、「その他の Wi-Fiバイス」のところにAirMac Expressを検出するので、それをクリック。あとは、本体に名前を付けて(デフォルトのままでもいいけど)、終わり。それだけ。もうこれでWi-Fiエリアが拡張される。どうなってるんだ、驚異的に簡単すぎる。

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まず一番最初(左)の画像が、Wi-FiスポットのメインであるTime Capsuleのすぐそばで電波の強さを測定したときの様子。-25dBmとなっている。この電波の強さ(dBm)は、よくわかんないけど、-20dBmくらいが一番強くて、-80dBmくらいが切断されるギリギリの値らしい。

次に2番目の画像が、AirMac ExpressでのWi-Fi拡張をやらない状態で、寝室の自分が寝てる位置で測定したときの様子。-85dBmとなっていて、これはホントに切れそうな感じ。実際に切れちゃうこともある。

最後(右)の画像が、AirMac ExpressでのWi-Fi拡張をやった状態で、同じく寝室の自分が寝てる位置で測定したときの様子。-61dBmとなった。これは、十分に問題なく通信できる値。速度を測ってみたら下り36Mbpsくらいは出ている。Time Capsuleのすぐそばで測定しても同じくらいの速度だったので、速度低下は起きてないと考えてよさそう(しかしあくまで今回の問題点は、速度ではなく、電波が届かなくて切れることがあるという点なので、速度の測定にはあんまり意味はない)。

だいたい、Time Capsuleの場所から寝室までの中間くらいの位置の、電波で言うと-60dBmくらいの位置にAirMac Expressを設置した。ここから電波を出し直すイメージになる。

また、上記にも書いたように、同じ事をすでにやっていて今回は2台目なので、構成は以下のような感じになった。

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こういう風に構成が複雑になってくると、新しいバージョンのAirMac ユーティリティはわかりやすくていいね。

終わり

メインのスポットもApple製品じゃないといけないし、拡張するたびに1万円程度の出費にはなってしまうけど、電源をつないで数クリックするだけで簡単にWi-Fiを拡張できるので、AirMac Expressものすごく便利。

ちなみに自分は試してないけど、有線で拡張することもできるので、メインの電波が届かないくらい遠い場所でやりたい場合は、有線で引っ張っていく方法もあるらしいよ。