iPhoneはケースとかカバーとかいらない派だけどサイズが大きくなって持ちにくくなったので仕方なくカバーとリングをつけてる話

iPhoneは、ジョナサン・アイブがデザインした本体を超えるような見た目や手触りがあるワケがないと思ってるので、ケースに入れたりカバーをつけたり、保護フィルムを貼ったりするのは好きじゃない。「痛iPhone」が自分の愛するキャラクターでデコレーションしたiPhoneだと言うなら、自分にとっては何もつけないのが一番の痛iPhoneである。もしくはいわゆるデフォルト厨とも言える。

今でも裸で使うのが一番美しいと思ってるけど、しかしiPhone 6は大きい。自分は6Plusじゃない方だけど、それでも大きい。持ちづらいというか、片手で持って使いづらい。機能美という意味ではどうかと思う。

仕方ないので、バンカーリングをつけることにした。

バンカーリングってのは、本体の裏面に貼り付ける折りたたみ可能なリング。ここに指を通せば、iPhoneを持つときにしっかり握ったり下の方を小指で支えたりしなくても、手のひらにしっかり乗る。片手で握った状態で親指が画面の上にも下にもいける。

iPhone本体に直接貼り付けるのはイヤだったので、カバーも買った。

このカバーにバンカーリングを貼って、そしてカバーをiPhoneにつける。

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こんな感じ。

いろいろ試した

リングについては、いろいろな製品があるけど、シルバーのバンカーリングのEssentialって決めていた。iPhone 6とのデザイン的な相性で。

しかしカバーはかなり悩んだ。色々試して、やっとたどり着いた。

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結果、これだけ買っちゃった。店頭にあるサンプルに自分のiPhoneを装着してみて、それでいいと思って買ったのに、やっぱり気に入らなくなる、というのを繰り返した。店頭サンプルも含めたらかなりの数を試した。

試していく中で気づいたポイントは以下。

  • 簡単に外せること
    • 背面にバンカーリングをつけるので、画面を上にして机の上に置くとガタガタして安定しない。スクフェスをやる際にすぐに外せるように、着脱の容易性は重要。
  • ザラザラしてない素材
    • ザラザラの素材では、バンカーリングの粘着力が弱かった。ツルっとした素材のほうがいい。
  • 背面がTPU素材のものはダメ
    • ビニールもしくはゴムのように伸び縮みするので、バンカーリングにカバーの背面が引っ張られる感じになっちゃう
  • 側面のボタン類が使いづらくなるのはダメ
    • カバーの側面がiPhoneの側面ボタンにかぶさるタイプは、ボタンの押し心地が堅くなるので好きじゃない
    • カバーの側面が分厚いタイプは、サイレントモードの切り替えスイッチが使いにくくなるので好きじゃない
    • ってことで、ボタンの部分はカバーせずに露出してるタイプの方がいい
      • iPhoneを傷や汚れから保護する性能は落ちるけど、自分の目的は保護ではなくバンカーリングを貼るためなので問題ない
  • カバーの側面が画面の縁の方までなるべく来ないこと
    • 画面外からスワイプしてくる操作(前の画面に戻るときとか)がやりづらくなるので、画面の縁はなるべくカバーで覆われてないほうがいい
    • これも保護性能は落ちるけど、自分の目的は保護じゃないので問題ない
  • キチキチしない
    • ほんの少し、目に見えないくらいの微妙な程度で形が合わないカバーがあり、iPhoneを握ったときにキチキチするというか、一瞬だけパキっとする。うまく説明できないんだけど、ジャストフィットしてない違和感がある。これが少しでも感じると、もう気持ち悪くてiPhoneが嫌いになるので良くない。ソフトタイプはパキっとしないので気にならないけど、ハードタイプは特に注意が必要。

特に最後の「キチキチしない」を満たすケースを見つけるのは難しかった。個体差もあるだろうし、温度によってもカバーやiPhoneのサイズが微妙に変化するらしく、寒いときはいい感じだと思ったのに暖かくなるとパキっとしたりする。高級品なら良くて安物がダメというわけでもない。とにかくいろいろ試して合うやつを見つけるしかない。

持ちやすい

結果、今は満足している。バンカーリングのおかげで片手で持ってもすごく使いやすい。

今後iPhoneがまた小さくなるとか、新たなアイディアで片手操作の問題を解決するというならいいけど、そうじゃないならもうバンカーリングは個人的に手放せない存在って感じ。

iPhoneの適切なサイズは難しい

自分は、初代/3G/3GS/4/4sのサイズ(3.5インチ)が好きだ。普通にiPhoneを片手で持てば画面のほぼ全体に親指が届く。5/5s/5c(4インチ)になって親指が届かない場所が出てきて不満だった。さらに大きな6/6Plusが出たせいで「5/5s/5cのサイズの方が良かった」という話をたまに見かけるけど、「それを言うなら4/4sのサイズの方がいいでしょ」と思う。

ちなみに、片手で持って親指が届かないという点以外は、iPhone 6で画面が大きくなって良かったと思ってる。

  • ゲームがやりやすくなった
    • App Storeトップセールスを見ると上位はゲームばかりなので、アップル的にもゲーム機としての使われ方も強く意識して設計しただろうから、サイズや画面大きくなるのは仕方ないかなという感じもある
  • 画面表示が見やすくなった
    • 情報量が増えて良くなったし、小さな文字が苦手な人は拡大モードも用意されたので、目がいい人も悪い人も画面が見やすくなって良かったんじゃないかと思う。
  • ポケットに入れたとき、大きすぎて困るほどではない
    • 大きくなったとは言え、そこまでではないので、ポケットに入れた感じはほとんど問題なかった

つまり、大きくなったことによるメリットがあるのは認めるけど、同時に片手で使いづらくなったというデメリットもあるという感じ。そして自分にはこのデメリットが結構重要で、カバーなどつけない派だったのに、つける派にならざるを得ない状況になってしまったということ。

全く不本意ではあるけど、「古いiPhoneを使う」「別なメーカーの端末を使う」などの選択肢も検討した結果、それでも「iPhone 6にカバーとバンカーリングをつけて使う」がまだマシだという結論になったので仕方ないね。