防湿庫(ED-120CDB)を買った

こんなものを買ってみた。

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ED-120CDB(製品特長)|

ちょっと大きくてうまく写真撮れないので画像は公式サイトからの引用。

東洋リビングの118L(リットル)の防湿庫、ED-120CDB。

主にカメラとかレンズをしまっておく。カメラやレンズは湿気に弱くて、カビが生えちゃうことがあるらしい。それを防ぐために、湿度をコントロールした場所に収納する必要があって、この防湿庫はそのためのもの。

以前まで使っていたドライボックス

今までは、ドライボックスに除湿剤(シリカゲル)を入れて使っていた。

8Lのボックスを2つ。使い終わったシリカゲルは電子レンジで復活させることができる。

これをしばらく使っていたんだけど、不満がいろいろあった。

まず湿気の多い季節は、シリカゲルがあっという間にダメなっちゃう。ひどいと1週間ももたない。電子レンジで復活させるにしても頻繁にやるのは面倒すぎるし、毎日のようにボックス内の湿度計をチェックしなきゃいけないのも大変。ちなみに冬とかは3ヶ月くらい放置でも大丈夫なので、季節によって部屋の湿度って全然違うんだなって感じた。

さらに、中身の出し入れが面倒だった。ボックス自体を棚に入れてるので、そこから出して、蓋のロックを解除して、蓋を開ける。それらの逆の動作をして棚にしまう。これが結構面倒。しかもシリカゲルがすぐダメになる問題もあるので、できるだけ蓋を開ける回数や時間を少なくしたいわけで、どうしても焦っちゃって気持ちいいものではない。

防湿庫にすれば、コンセントからの電力で常に湿度は保たれるし、中身の出し入れも簡単。値段は高いし設置場所の問題もあるけど、手間の問題がなくなる。

ED-120CDBにした

実際にどの製品を買えばいいのか、それなりに迷った。

価格.comの画面を見ると、メーカーは4つしかないっぽい。今回は、防湿だけじゃなく光触媒でホコリの付着も防ぐ機能があるというので、東洋リビングの製品にしてみた。棚の感じも便利そうだった。

さらに悩むのが容量。東洋リビングのこのオートクリーンドライのシリーズは、41Lから237Lまで、結構な種類がある。調べてみると、大抵のところで言われているのが「大きめを買え」ということ。あとから買い足すのも買い換えるのも大変だから、最初から自分が思ってるよりも大きめにした方がいいらしい。確かにそれはわかる気がする。

自分の部屋の場合、どんな防湿庫を買ったとしても、棚などに入れる形で設置するのではなく、床に設置することになりそう。なので、どうあれ部屋を片付けて場所を確保しなければいけない。そういうことであれば、中途半端なサイズにしても、床の一定の面積はどうせ消費して、その上空に無駄な空間ができるだけになる。だったら、フットプリント(設置する床の占有面積)だけは大きくなりすぎないようにしつつ、高さはいくらあってもいいと思った。そこで決めたのが、118LのED-120CDB。縦長の扉1つのタイプの中で一番大きいもの。サイズで言うと41.9cm(幅) x 39.9cm(奥行) x 86.2cm(高さ)。

使ってみた

Amazonで注文して、普通に届いた。大きな商品だったけど、特別な発送方法などではなかった。

特に組み立てなども必要なくて、ダンボールから出して、棚がテープでとめてあるので剥がして、デジタル湿度計と庫内照明に電池を入れて、本体をコンセントにつないで終わり。

せっかく本体がコンセントから電力を取ってるのに、なんで湿度計や照明は電池なんだろ。うーん。。。

さっそく、棚の高さを好みの感じに変えて、カメラやレンズを収納してみた。もともと8Lのドライボックスを2つ使っていただけだったので、118Lのこの防湿庫には余裕で入った。正直言って余裕すぎてもったいない感じ。

湿度計

ちょっと心配というか、わからないのが湿度計。

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写真右上のデジタル表示のものが、この防湿庫に付属している湿度計(と温度計)。単三電池を入れて使う。見てわかるとおり、「31%」となっている。

丸いアナログのもののうち、左の方が100円ショップで買った湿度計(と温度計)。湿度計は小さくて見づらいけど、「40%」のあたりを指している。

そして右のアナログのものが、今まで使っていたドライボックスに付属していた湿度計。これは「48%」あたりを指している。

まず、どれが正しいのか。31%と48%では結構な差があると思うんだけど。さらに、カメラやレンズにとっては、湿度が低すぎてもダメで、40%〜60%が最適な湿度らしいんだけど、防湿庫に付属している湿度計は31%になってるので、これがあってるとすると低すぎる。しかし除湿ユニットの設定は一番弱くしていて、これ以上湿度を上げられない。大丈夫なのか。

まさか防湿庫を買って湿度が低すぎて困ることになるとは思ってもいなかった。まあ今は乾燥の季節だから仕方ないのかも知れないけど。

いろいろ収納できる

カメラやレンズ以外にも、フィルターなどの周辺機器はもちろんのこと、自分で焼いたCDやDVDやBDの光学記録、FDやテープなどの磁気記録なども、カビは非常に心配なので防湿庫で保管できるのは便利そう。HDDとかもそうなのかな。

あとは自分は持ってないけど貴金属や腕時計も入れておいた方がいいかも。

まだまだ容量には余裕があるので、何か思いついたらどんどん収納していきたい。

これで楽になる

湿度計の表示による不安はまああるけど、今までのような自分でシリカゲルの状態をチェックして電子レンジで復活させる作業がなくなり、出し入れも非常に楽になった。

以前までは、防湿庫なんて、カメラやレンズをしまうためだけのものなのに何万円もして高すぎるとか思ってたけど、カメラやレンズはそれよりも値段が高いし、ドライボックスでの管理の手間もなかなかだったので、だんだん高く感じなくなってきた。今では妥当な価格だと思ってる。

これで夏になっても心配いらなくなったというのは本当にうれしい。むしろ早く夏になってこの防湿庫の威力を確認したい。