Bluetoothスピーカー SONY SRS-X33を買った

買っちゃった。

https://farm8.staticflickr.com/7676/16970319590_cfa9b392a7.jpg

ソニーBluetoothスピーカー。SRS-X33のホワイト。

ちなみに、数ヶ月前にSRS-X3というのを買った話を書いたけど、今回買ったSRS-X33はその次のモデル。

何が変わったか

基本的にはX3もX33も同じで、充電式の持ち運べて使えるBluetoothスピーカー。ステレオミニジャックの入力もある。通話用のマイクもあるのでBluetoothで電話とペアリングすればハンズフリー通話もできる(使うつもりはないけど)。

X3からX33はどう進化したか。

  • サイズが小さくなった
  • 音質が良くなった
  • AACとLDACに対応した
  • バッテリーが長持ちになった

こんな感じ。詳しく見てみる。

サイズが小さくなった

単体で見てもあんまりわからないけど、並べたらすぐわかる程度に小さくなった。

https://farm9.staticflickr.com/8725/17156242872_edb42d550d.jpg

上がX33、下がX3。幅だけ同じで、高さと奥行きが小さくなってる。重さも100グラム以上軽くなった。

音質が良くなった

https://farm8.staticflickr.com/7584/16970072888_e05914f785.jpg

次に出てくるAAC対応の話の前に、単純にスピーカーとして音質が向上してる。聞いてすぐわかるくらい変わってる。

まあ文章で説明するの難しいし、好みの問題もあるから、あんまり詳しくは書かないけど、X3でSOUNDボタンを押すと音がスッキリするんだけど、X33はSOUNDボタンを押す前でもその状態に近い。SOUNDボタンを押すとさらにスッキリする。

中域よりも上がキレイに出てるのと、低音もほどよく出てるし(ズンズン大迫力とかではなくバランス重視な感じ。個人的にこういうのが好み)、低音の輪郭もキレイになってる。あとは、特に歪み系のギターの音がかなり違うように感じた。CD900STで聴いた音と比較してみると、X33の方が再現性が高い。

X3の音も十分に気に入ってたけど、X33はさらに良くなってる。

AACとLDACに対応した

Bluetoothで音楽を飛ばすときは、内部的にコーデックを使うわけだけど、これは昔からSBCというのが標準だった。で、iPhoneもSBCはもちろん対応してるんだけど、iOS4からAACにも対応した。こっちの方が高音質。スピーカー側がAACに対応していれば、iOSAACで音楽を飛ばしてくるような仕様。

それはいいんだけど、iOS6くらいになって、このAACの仕様がヘンな感じに変わっちゃって、多くのAAC対応Bluetooth機器で、iPhoneの音楽を再生しようとすると曲の先頭が欠けるなどの問題が起こるようになった。これがiOS8.3の現在でも直ってない(iOSのアップデートが来るたびにテストしてるけどいつも直ってなくてガッカリする)。

なので、スピーカーがAACに対応してると、iOSはこのヘンなAACで飛ばしてくるので、問題が起こる。だから前回X3を買ったときは、あえてAACに対応してない(SBCのみの)点を重視してX3を選んだというのがあった。

じゃあ今回のX33はAACに対応してるからダメじゃん、と思いきや、このX33のAACは、上記に書いた問題が解決しているようだ。

例えば同じくソニーBluetoothレシーバー(好きなイヤホンを接続できるBluetooth装置)のDRC-BTN40の説明のところには

というリンクがあって、iOS6以降で曲の先頭が途切れる問題に言及している。実際このDRC-BTN40も持ってるんだけど、本当にこの問題が多発している。ちなみにソニー以外のメーカーのAAC対応Bluetoothレシーバーも持ってるけど同じ問題がある。車で使う用のAAC対応Bluetooth-FMトランスミッターも持ってるけどやはり同様。この問題は、iOS6以降とAAC対応Bluetooth機器の間ではかなり良くあるっぽいし、ソニーもこの通り明確に説明している。

ところが、X33の説明のどこを見てもそんなことが書いてない。それどころか、X33のAACの説明のところには「iPhoneを使用する場合は最新のOSにアップデートしてください」とある。

これはどういうことか。さっそくお店で実機でテストしてみたところ、この問題が全然起きない。なんとX33ではiOS6以降のAACの音飛び問題が解決してるっぽい。すごいじゃん。

もちろんお店でのテストだけじゃなく、買ってきて家でもテストしていて、一度もこの問題は起きていない。

しかもX33は、AACを使うかSBCを使うか選べるようになってる。ソニー的にAACを「音質優先」、SBCを「接続優先」と呼んでいることから、AACはやはりまだ問題を抱えてる感じはあるけど、今のところは大丈夫。iPhoneとX33の距離を離したり、他の電波が飛び交ってる時に影響あるのかな。

ちなみに、AACと一緒にLDACというのにも対応している。これはソニーが開発した仕様で、ウォークマン等で使えるらしい。持ってないから知らない。

バッテリーが長持ちになった

X3は充電5時間で使用7時間だったけど、X33は充電5時間で使用12時間。かなり伸びてる。

アンプの出力は10W+10Wで変わってないし、本体は小さく軽くなってるのに、バッテリーって向上できるのね。

7時間でも困ったことは無かったけど、7時間とか12時間とかの差よりも、例えば「10分だけ充電したときにどれくらい使えるか」というところにも差があるかも知れない。だとしたら結構うれしいかも。

細かい変化

  • 本体上面のLEDが、斜め方向からでも見やすくなった
  • 有線とBluetoothとの入力切り替えが、ボタンじゃなく自動認識になった。ケーブルをつなぐかどうかで変わる。
  • ちょっと値上げになった気がする

まあLEDが見やすくなったのは結構いいかも。

両方使うよ

買い換えたというよりは、買い増したつもりなので、両方使っていく。いくら持ち運べるとはいえ、常に持ち歩くのはイヤなので、よく使う場所には設置しておきたい。

X3でも満足度高かったのに、X33は小型化して音質向上してバッテリー長持ちになって、しかもずっと困ってたAACの音飛び問題まで解決している。まさに正統進化に感じた。

カラーバリエーション