ドキュメントスキャナDR-C125のメンテナンス

自炊の件の続き。あれからも新しい紙の本を買ったらスキャンしたり、過去の本をスキャンしたり、少しずつだけど続けていた。

そんなある日、ドキュメントスキャナの紙の流れが悪くなった。スムーズに入っていかず、途中で引っかかりながら進んだり、紙詰まりとして止まっちゃったりする。止まっちゃった場合は再開すればいいけど、引っかかりながら進んだときは、スキャンした画像が、一部分がビローンって伸びてしまって変な感じになる。スキャナ本体としてはスムーズに進んでるはずなのに実際は紙が動いてないということなので、そんな画像になるみたい。

ローラーが原因?

調べてみると、ローラーが摩耗するとそうなるらしい。ローラーは紙を送るための重要な部品で、これは消耗品とのこと。

ここの掲示板では、ローラーに指サックを巻くと、復活するという話がある。さっそく試してみたけど、あんまり変化無しだった。指サックの種類にもよるのかな。近所で売ってるやつを2種類試したけど両方ダメだった。

ローラーを交換

ローラーは、交換用の部品として売っていて、自分で交換できるらしい。

ちょっと値段が高いなとは思ったけど、まあ仕方ないので買った。

交換してみると、少しだけ改善された感じ。引っかかる頻度が減った。しかし完璧ではない。

機械の内部を見てみると、ローラーは全部で10個ある。そのうち、紙の入り口に一番近いところにある大きな2個だけが、交換できるようになってる。残りの8個は簡単に交換できるような感じではない。ここの交換が必要だとしたら、修理に出すことになるのかな。。。

ちなみに、ドライバの画面からスキャンした枚数を確認できるんだけど、3万3千枚くらいだった。カタログスペック的には10万枚でローラー交換とあるので、まだ半分も使ってない。誤差があるにしても早すぎる気がする。ってことで、ローラーを変えて改善はしたけど、他にも原因があるような気がする。

キヤノンに相談してみた

修理に出すとしたらどういう手順なのかもよくわからなかったので、キヤノンのサポート窓口にメールで相談してみた。

すると、ローラーの清掃を試してみてっていう案内と、それでもダメなら修理になるってことで修理の手続きも教えてもらえた。

ローラーの清掃

たくさんスキャンすると、紙から出てくる小さな白い粉で、スキャナが汚れるのは知ってたので、ときどきキレイにしていた。なので、あらためて清掃してもそんなに変わらないと思うけどね。。。と思って中を見てみると、なんかローラーが黒くなってることに気づいた。

どうやらこれはインクらしい。紙の白い粉は知ってたけど、黒いインクについては意識してなかった。息を吹けば飛んでいくような白い粉と違って、インクはちょっと拭いたくらいでは取れなかったけど、アルコールを含んだウェットティッシュで少し力を入れて拭いてみたら、よく取れた。かなりインクがついていたっぽい。

8本のローラーについて、頑張って拭いた。確かに、これでローラーの摩擦力が上がった気がする。

直った

さっそくスキャンしてみると、なんと直った。紙がスムーズに入っていく。素晴らしい。

そこで、交換した新しいローラーを外して、同様にインクをキレイに拭いた元々のローラーに戻してみると、それでもうまくいく!

なんとローラーの交換は不要だったみたい。単にすべてのローラーにインクがついてスベスベになっていたのが原因だっただけ。まあこの交換用ローラーはいつか使う日が来るので、大事に保管しておくことにする。

それにしても完璧だ。4冊スキャンしてみたけど、引っかかったり、紙詰まりしたりは一度もなかった。

まとめ

DR-C125の紙の流れが悪くなったら、まずローラーについたインクを頑張って拭き取ってみよう。

できれば、流れが悪くならないように、定期的に拭くなどしてもいいかも。