再生速度を変えて動画を再生できるSwift Playerがすごかった

追記

先に追記を。この記事で紹介してるSwift Playerは、もうストアでの配信が終わってしまっている。

同じ特徴を持ったアプリとして、今オススメなのは「SpeedUpTV」。

特徴
  • 再生速度を変更できる
  • Webブラウザを内蔵していて、Web経由で見れる動画(YouTubeなど)に対応している
  • アプリ内に保存した動画にも対応している(iTunesで入れたり、このアプリをWebサーバーにして別な端末からアップロードしてくることも)

などなど。Swift Playerと同じ特徴を持ちつつ、さらに再生画面でのジェスチャ操作を自由にカスタムしたり、YouTube公式アプリみたいに小さい画面で再生しながら次の動画を探したり、非常に良くできている。

また、アプリが進化したのかiOSが進化したのかAppleTVが進化したのかわかんないけど、AirPlayでの再生時にも速度を変えられるようになってる。やりたいことは全部やれると言っていい。

追記はここまで。


使ってみたら便利だったのでアプリのご紹介。

動画を再生するアプリ。

  • 再生速度を0.5倍〜2.0倍まで自由に変更して再生できる(音声のピッチは維持される)。
  • Web上の動画、「ビデオ」として同期した動画、アプリ内の保存領域に取り込んだ動画、いずれにも対応。

つまり、いろんな動画を、好きな速度で再生できるアプリっていう感じ。

普段、テレビ番組をHDDレコーダーで録画して再生速度を上げて見てるので、iPhone/iPadで見る動画も同じように速くしたい。このアプリはそういう願いを叶えてくれる。

公式のビデオがYouTubeにあったので以下に貼っとく。これ見ればどんなアプリかわかると思う。


再生速度の変更

非常にカンタンで、再生画面でツマミみたいなところをくるくる回せばいい。

自分の場合は、だいたい最初だけ1.3倍〜1.4倍で見て、速度になれてきたら1.5倍にしている。大抵はこれで問題なく内容が楽しめる。

例えば30分のアニメが実質20分だとして、これが12話あるとすると、合計240分(4時間)。これを1.5倍で見ると、

240 ÷ 1.5 = 160分

というわけで、2時間40分で全部見れる。これはなかなかいい。

あらゆる動画に対応

  • Web上の動画
  • 「ビデオ」として同期した動画など
  • アプリ内の保存領域に取り込んだ動画

上記のどれにでも対応している。これが結構すごい。

Web上の動画

Web上の動画ってのは、このアプリ内にブラウザがあって、URLを好きに開いて、そのページに貼り付けられている動画ってこと。例えばYouTubeとか、そういうどんな動画サイトでもOK(iOSバイスでの再生がそもそもサポートされていれば)。そして再生速度を変えられる。

YouTubeだけに対応した速度変更のアプリは他にもあったんだけど、ブラウザ上で再生されるどんな動画でも良いってのは非常に便利。

「ビデオ」として同期した動画など

これは、iTunesの「ミュージック」や「ムービー」のところから同期させて入れた動画も(音楽も)、このアプリで再生できるということ。

普通だったら、iOSバイスの「ミュージック」や「ビデオ」の標準アプリで再生するんだけど、このアプリからも再生できちゃう。そして再生速度を変えられる。

他にもカメラロールの動画とかもOK(直接再生ではなくアプリ側の保存領域にコピーしてくるっぽいけど)。

アプリ内の保存領域に取り込んだ動画

上の「ビデオ」として同期した動画と似てるけど少し違っていて、このアプリ専用の保存領域に入れた動画も再生できる。多くの動画プレーヤーアプリはそういう機能が普通だと思うけど、このアプリももちろんそれにも対応している。

例えばMacとつないでiTunesの「App」の画面の下の欄から入れたり、このアプリをWebサーバーにして、Wi-Fi経由で別な端末のブラウザから動画をアップロードすることもできる。他には、Dropboxなどの別なアプリでダウンロードしてきて、それを「Open In...」でこのアプリに渡したり、Airdropで他人からもらった動画なども一旦ここに入れたりして、再生できる。そして再生速度を変えられる。

これを使えば、母艦じゃないMac等からも動画を入れて再生できるので便利。

DLNANASは非対応

しかし残念ながら、DLNA経由での動画再生はできない。

まあ、DLNA経由の動画を再生できるアプリで、速度変更に対応しているアプリは見たことないので、仕様的に無理なのかもしれない。

NAS経由の再生もできないけど、こちらはさっき書いたように別なアプリでNASからファイルを取得して「Open In...」で渡せばできると思う。

その他の部分も悪くない

これだけでも十分良いアプリだと思うけど、さらにそれ以外の基本的な部分も悪くない。

  • iPhone/iPad共通なので、1つ買えばどちらでも使える
  • アイコンやアプリの見た目も汚くない(まだiOS7風ではないけど)
  • 再生画面を左右にフリックすると10秒スキップ(20,30,60秒に設定で変更できる)
  • Web上で再生してる動画のダウンロード機能(全部のサイトからダウンロードできるのかどうかは知らないけど)
  • 「Open In...」で動画を別なアプリに渡したりAirDropで送ったりもできる

特に10秒スキップは便利。いろいろ退屈だから飛ばしたいこともあるし、速すぎて聞き取れなかったから戻したりすることもある。

AppleTVに飛ばすとダメ

自分の場合、自宅にいるときは動画をAppleTV経由でテレビに飛ばして、テレビ側で見るのが結構好きなんだけど、再生速度を変えているとAppleTVに飛ばせないっぽい。飛ばすと画面が真っ黒で、音だけになる。

他の再生速度を変更できるアプリで試してみても同様だったので、これはOS的な制限なのかな。残念。

なかなか良い

このアプリ1本だけで、大抵のところに置いてある動画は、再生速度を変えて見ることができる。

特に、Web上の動画に対応してるのは大きい。ファイルとして持ってる動画は、まあ専用のプレーヤーソフトなどを何かしら使えば速度を変えるのは今までもどうにかできた。でもWeb上の動画は、そのWebサイト側が速度変更の機能を提供してくれないと難しかった(一旦ダウンロードするなどの手間だったりとか)。このアプリを使えば、ホントに簡単に、あたかも普通のことのように速度を変更できる。

iOS標準の動画プレーヤー部分にこの機能が載っちゃえばいいのに。