SIGMA ZOOM 28-80mm F3.5-5.6 II MACRO ASPHELICALを買った
先日の 古いレンズをクリーニング修理してもらおうとしたら断られた話のつづき。
修理は断られたのにアフターサービスポイント3,000Ptだけ払って悔しかったので、同じレンズを買おうと思った。どうせ中古なら安いはず。ってことでヤフオクを探してみると、同じじゃないけど、後継機種があった。3,000円で買った。奇しくもポイントと同じ値段。
先日の、もらい物で修理が断られたレンズは
- SIGMA ZOOM 28-80mm F3.5-5.6 MACRO ASPHELICAL
で、今回買ったレンズは、
- SIGMA ZOOM 28-80mm F3.5-5.6 II MACRO ASPHELICAL
というわけで、「II」が付いてる。後継機種ってことなのかなと思う。
左が初代、右がII。まず色が違う。あとは、目盛りの表現がちょっと違う。そして、意外とびっくりしたのはピントリング。回転方向が逆。細かいところでは、測ってみたら重さが微妙に違った。初代が240g、IIが235gだった。あとIIにだけプロテクターフィルター付けた。
それ以外は同じ。焦点距離(28-80mm)や明るさ(F3.5-5.6)、マクロにしたときの最大撮影倍率(1:2)などは共通だった。
真上からみるとこんな感じ。フォントは違うけど書いてる内容は同じで、IIには「II」という文字が増えてるだけ。
汚れを確認
先日の記事のあと、レンズの汚れの確認方法を教えてもらった。マウント側からのぞき込んで、明るいところなどを見るといいとのこと。
さっそく、まずは初代の方を見てみた。すると。。。
この通り。これがカビらしい。こんな感じのが、左右両方の隅の方にハッキリ見えた。
だけど、今回ヤフオクで買ったIIの方は、同じように調べてみたところ、キレイだった。もともとヤフオクの商品説明でも「汚れは無い」って書いてあって、その通りだった。非常に良い出品者です。
ってことで、初代のレンズはやはりカビが生えていて、そしてクリーニング修理に出しても対応してもらえないわけで、別な綺麗なレンズを買って正解だったっぽい。
フード付きだけど。。。
さらに今回はレンズフード付きだった。
色もピッタリだし、もちろん純正なんだと思う。
しかしこのレンズ、フードを前玉部分(一番外側のレンズの箇所)に付ける仕様じゃないのだ。非常に不思議。途中のところに付ける。だから、
こうなる。焦点距離やフォーカスによっては、前玉が延びてきて、フードからハミ出す。プロテクターフィルターを付けてるからじゃなく、レンズ本体部分もハミ出してる。
マクロの仕様
テレ端(最大望遠時)の80mmのところに合わせると、マクロのスイッチがONにできるようになる。そしてこのスイッチをONにすると、ピントリングがマクロの領域まで回せるようになる。
最大撮影倍率が1:2(0.5倍)なので、35mm判換算で0.75倍ってことでいいのかな。ピントリングのところに0.25って書いてある通り、イメージセンサーから25cmの距離まで寄れた。レンズの先からは10cmくらい。
さらにこのレンズは(初代もIIも)、このスイッチ部分を改造すると、80mmの時だけじゃなく常にマクロにできるようになるらしい。
- SIGMA 28-80mm F3.5-5.6 MACROを全域マクロに改造する: お父さんの[そらまめ式]自閉症療育
- 気まぐれ雑多記: Sigma 28-80 1:3.5-5.6 II Macro 全域マクロ化
とりあえず自分には必要ないので現状やるつもりはないけどね。
正直、どっちでもいい気が
この2つのレンズ、まったく同じじゃないのはなんとなくわかるけど、どっちが良いとか悪いとかはよくわからない。どっちでもいいんじゃないのって感じ。
この程度のカビ汚れは気にしなくていいってことなのかな。わざわざ3,000円で同種のレンズを買うほどじゃなかったような気もする。
とはいえ、せっかく買ったんだから、今後は汚れてないIIの方を使っていこう。
初代をどうするか
IIを使うってことで、同じスペックの初代はもう不要になった。せっかくだから、自分でクリーニングするっていう名目で、分解とかしてみてレンズの構造を勉強してもいいかもしれない。
そうそう、レンズの構造といえば「図解 デジタルカメラの仕組み」という本を買って読んだ。素晴らしかった。カメラや周辺機器の仕組みが解説されていて、とても面白かった。
全部カラーで、図や写真が豊富で、普通は見れないカメラやレンズの各機構の仕組みが解説されていて、ワクワクしながらサクサク読めた。メーカーに取材をしていて、メーカーの人の話が載ってるのもよかった。